『此レが話すことはない』

泉剣荘に来た経緯から自身を「此レ」と”物”扱いする。
「”物”に構うな」という理由から対人関係は拒否レベル、咄嗟に出てしまうドレイク語に反応されたとしても無視をする。
自身の現状に不満がないわけではないが、それを他人に向けることも、伝えることも無意味と理解しているので、例え話せようとも口にすることはない。

元はとある蛮族領の一兵卒。実戦経験を積む前に当時の指揮官が別の蛮族領との内通を行い、自分を含む兵士達は奴隷とほぼ同義の捕虜として捨て渡された。
その中でも同種や一部の人族に近い者達は『金になる』と売り飛ばされ、捕虜になってから数年を経て今の"持ち主"の手と渡る。
　現在はその持ち主が行う闘技場にて剣闘士として戦っているが、修行、更には他家の奥義を学べという命令から亀甲庵での活動を始めた。

『水の側で育てばこうもなル、素潜り漁しか知らないが』

『今の持ち主の気まぐれで筆を持たさレた』『……元より興味があったことは否定しない』

『此レの使い場所であリ、朽ちル場所』

・September(九月)に”per”son(人)じゃなくなったから
”S　te nber”
闘技場クラス芽組(若葉)から
"Shoots"

・交易共通語を話さないのではなく、上手く話すことを許されていない。
※腰のニバセプスの聖印はタグであり、首輪であり、守りである。
特殊な魔法と共にそれを与えられたものは、識別用に「名前」「所有者」を頭上に表示する機能に加え、術者が指定した言語にて不必要なことを"話せない"呪いが掛けられる。
「持ち物を外に出すのなら必要な物だろう？」

・自身の奴隷開放(買い直し)の為の資金稼ぎ＝依頼遂行