恋心の薔薇
- 知名度
- 18
- 形状
- 小さな蕾の形をしており、持ち主の感情に応じて色が変わる薔薇。花びらが柔らかく、触れた際に独特の暖かみが伝わってくる。
- カテゴリ
- 冒険道具類(消耗品)
- 製作時期
- 魔法文明
- 概要
- 普段は小さな蕾の状態で存在し、持ち主が特定の相手に向けている感情に応じて色を変えながら開花する薔薇。
花びらは柔らかく、開いた際には相手への感情を強く表現し、触れると温かさが感じられる。
- 効果
-
薔薇は、持ち主が相手に対して抱いている感情に基づいて色を変え、花が開きます。
赤色: 強い恋愛感情
ピンク色: 恋心の芽生え
水色: 許しを求める
黄色: 友情や感謝
白色: 平常心
この薔薇は、持ち主の感情が明確になるにつれ蕾が開き、
相手に対する感情を視覚的に表現し、その感情を他者に伝える手助けをします。
由来・逸話
かつて、恋心の薔薇はそれほど珍しいものではなく、
古代の人々にとって愛情や感謝を象徴する贈り物として広く用いられていました。
この薔薇は、特定の相手に向けた感情によって花開き、その色で感情を伝えるため、
特に言葉にしづらい思いを伝える際に重宝されました。
恋人たちは、愛の証としてこの薔薇を贈り合い、友情や謝罪の際にもこの花が活用されました。
薔薇の庭園は宮殿や街中に広がり、色とりどりの薔薇が溢れていたのです。
しかし、時代が移り、自然界のマナの流れが変わったことで、この薔薇も徐々に姿を消していきました。
大地を司る精霊の力が衰えた影響で、恋心の薔薇はもはや普通の庭園では咲かなくなり、
今では特別なマナが満ちた場所、例えば薔薇の迷宮のような限られた場所でしか育つことができなくなったのです。
この薔薇は通常、持ち主が相手に対して抱く感情によって色が変わり、
花が開くという特性を持っていますが、普段は蕾のままであることが多いです。
かつては簡単に育てられ、誰でも手にすることができたこの花も、
今では育てるために特定のマナが満ちた環境が必要とされ、
その環境自体が失われつつあるため、この薔薇は非常に希少な存在となっています。
現在、恋心の薔薇を育てることができるのは、ごく一部の特別な場所のみ。
そのため、多くの者がこの伝説の薔薇を追い求めています。
吟遊詩人たちは語る。
「かつては誰の手にも渡ったこの薔薇は、今や真の愛を持つ者の手の中でしか咲かない。
その愛が偽りであるならば、薔薇は永遠に蕾のまま開くことはないだろう」と。