特殊能力

●全身

○過敏反応

　このエネミーは一点に集中した攻撃に弱い。
　単体攻撃を行った場合、威力表やダメージダイスを、本来の3倍の回数振って合計のダメージを与える。
　

○精神防衛本能

　このエネミーのいずれかの部位が精神効果属性の悪影響を受けたならば、
　その部位はそれを即座に解除し、行為判定に-1のペナルティを負う。
　このペナルティは重複し、その部位の手番終了時に解除される。
　

○マナの触覚

　このエネミーは、実体のないマナをつかみ取り、利用する力を持つ。
　何らかの方法により、触覚に異常を起こし感覚を麻痺させうるならば、
　6Rの間、このエネミーが発生させるすべてのダメージを5点減少させ、行為判定に-2のペナルティを与える。
　

●頭部

○コア防護

　このエネミーの頭部への攻撃は、ほかの部位により妨害され対象にできない。
　ほかの部位すべてがHP0以下であるなら、頭部への攻撃が可能となり、
　その際の攻撃は、威力表やダメージダイスを、本来の3倍の回数振って合計のダメージを与える。
　

○フィードバック

　頭部は、ほかの部位が受けているバフデバフをすべて共有する。
　頭部は、ほかの部位が受けたMPダメージを同様に受ける。
　

▶観察＆自己修復

　消費MP：50
　戦況を観察しつつ、いずれかの部位が受けているペナルティ効果をひとつ解除する。
　

▶下拵え

　消費MP：100 / 戦場すべて / 精神抵抗：20（27）/ 消滅 / 属性：精神効果
　これはMPが足りなくても使用できるが、その場合は行使に-2のペナルティを受ける。
　
　マナを纏ったおぞましい咆哮を発し、敵対者を怯ませる。
　3Rの間、対象の精神抵抗と回避へ-2のペナルティを与える。
　

▶捕食

　戦場すべて / 精神抵抗：22（29）/ 半減 /
　これは「下拵え」を行った次の手番で使用する。
　
　これの行使は、-Xのペナルティを受ける。
　これのダメージは、5*X点減少する。
　Xは「このエネミーラウンドの開始時にHPが0以下である部位数の合計」である。
　
　自身以外のすべてのキャラクターを空間ごと貪り喰い、「k100+155」の魔法ダメージを与える。
　抵抗に失敗したPCがいるなら、以下の効果がすべて発生する。（ゴーレムや騎獣のみが抵抗失敗した場合は発生しない）
　
　Ⅰ：抵抗に失敗したキャラクター数ぶん、このエネミーが受けている不利益な効果を解除する。
　Ⅱ：抵抗に失敗したキャラクターへ与えたダメージ合計分、頭部のHPを回復する。
　Ⅲ：抵抗に失敗したキャラクターは、1d6を振り、対応する能力値に-6のペナルティを受ける。
　
　・能力ボーナス値ではなく能力値へのペナルティである。
　・このペナルティにより能力値が0以下になるなら、能力値を1にする。
　・このペナルティは戦闘終了まで継続する。
　・能力値を持たないキャラクターはペナルティなし。
　

▶力を溜める

　これは4R以降に使用する可能性がある。
　
　30秒以上戦闘を続ける対象を排除すべく、周囲のマナを取り込み、自身の攻撃強化を行う。
　すべての部位はMPが即座に100回復し、次のラウンドから以下の能力が使用可能になる。

≫マナを纏わせる

　1Rに一度だけMPを「10*力を溜める使用回数」消費し、以下のどちらかの効果を得る。
　
　Ⅰ：このラウンド中、与えるダメージを「10*力を溜める使用回数」点上昇させる。
　Ⅱ：このラウンド中、命中・行使に+「1*力を溜める使用回数」のボーナスを得る。
　
　基本的にⅠを適用する。攻撃を回避された対象は記憶し、次回からその対象へはⅡを適用する。
　

●頭部以外の部位の共通能力

○頑強な肉体

　頭部のHPが1以上あるかぎり、それぞれの部位はHPが0以下になっても気絶も死亡もしない。
　HPが0以下の場合は、かならず下記の行動を行う。
　

▶超速再生

　この部位のHPが0以下であるなら、HPを最大値まで回復し、回復したぶんだけ頭部のHPを減少させる。
　頭部のHPがこれの回復量に満たない場合、この行動はなにも起きない。
　

○手脚切り離し

　このエネミーの手脚は、切り離してもマナにより結合しており、自在に操れる。
　それぞれが「移動速度：10（飛行）」と同等の、個別のエネミーのように移動が可能である。