ベルリール家は他国との商売によってユランアウルクにとって希少な物品を入手し、自国内で高く売ることで利益を上げている。
　他国との商売をするために頻繁にキャラバンを交通させており、その道中の安全の確保に気を使っている。
　エユトルゴへの経路の道中にて、遊牧民たちの領域があり、定期的にそれらとキャラバン護衛依頼の契約を交わし、安全を取り付けている。

　ベルリール家はエユトルゴにおいて商売を成功させた。しかし、順調な商売ではなかったようだ。

帰還したキャラバン員の証言
「経路近辺にて不明な魔獣が出現し、生息域が乱された動物たちによって商品が2割ほど損害されました。
　輸送時損害とはいえ、納品内容の違約により、エユトルゴから得られた商品は見積もりの半分ほどしかありませんでした。
　しかしながら、損害2割で済み、交渉の場に間に合い、たった半分でも持ち帰ることができたことは非常に幸運なことでした。
　"岩獅子"の戦士たちが果敢にも、護衛契約を遵守し私たちを護衛したのです。
　ベルリール家として公式に彼らに謝辞を送らせてはいただけませんか。」

党首の見解
「今後エユトルゴとの交渉を続けるためにも、今回の遊牧民たちに感謝の意を示し、彼らの信用を保つ必要がある。
　故に謝辞として物資を送る。彼らに金銭はあまり意味がない。余分なものでよろしい。
　また、今回の商売で損失を受けている。人員整理の時期にはやや早いが、これを機に執り行う。
　退職者は人的資材として余分なものに含めてよろしい。
　各詳細は明日までに指示する。
　以上。」