短く切り揃えた黒髪にアイスブルーの瞳をした青年。細身だが筋肉質で、見た目以上に重量がある。
冷然とした無表情のとっつきにくい人間に見えるが、その実内面はかなりぽわぽわしており雰囲気から何を考えているのかがわかりやすい。
人好きで温和な性格をしているのだが、他者の内面を考えたり状況に合わせることが苦手でノンデリ発言をすることもしばしば。
戦闘になると雰囲気は変わり、見た目通りの冷え切った鉄のような態度・言動と理詰めの戦闘手腕で相手を追い詰めていく。
対人においては常に降伏勧告を行う事を自身に定めている。
基本的に非常に低燃費な生き物であり、おなかいっぱいご飯を食べられるのであれば大体幸せ。
あとは猫が好き。犬も好き。ハムスターも好き。

スフバール聖鉄鎖公国出身。正規軍人である父と専業主婦の母の間に生まれ、愛情を受けて育つ。
12歳の頃、父は戦死。それを受けて故郷に帰る母を見送り、遺族年金で士官教育を受け軍人/騎士の道を志す。
15歳で入隊後、2年間の前線経験の後憲兵隊に配属。
18歳、配属後1年にして直属の上司の不正を告発。上層部や騎士団も巻き込んだ騒動を引き起こす。結果として上司である"秘匿騎士"ヴァロワは爵位を剝奪され、騎士団を除名される。
同年、調査中における不正行為として告発される。反証を行うも受け入れられず。懲戒解雇、不名誉除隊となる。
除隊後、自宅に対する放火、襲撃が発生。襲撃者8名の内3名は死亡、残りも重軽傷を負う。
襲撃によって浅くない傷と火傷を負いつつも、同日中に手続きを行い公国を出国。
19歳、襲撃を警戒しての数か月の放浪の後、傷の治療も含め一か所に足を落ち着けるべきだと判断し、“幻獣城郭”ユランアウルク聖竜国へ入国。滞在費、治療費を捻出するため冒険者となる。

｜憲兵《Watcher》Lv5

元スフバール聖鉄鎖公国所属の軍人、中でも軍や騎士団内部の秩序維持・軍紀取り締まりを担っていた。
彼はその役割を全うした。地位・事情・家柄・慣例――そのすべてを無視し、一人の騎士の全てを暴き立て、白日の下に晒した。
対価として贈られたのは不名誉除隊と襲い掛かる雇われ破落戸であったという。

｜武器職人《Weapon Smith》Lv5

武具の作成・整備・調整を行う技能。国を出た後、武器の破損により自身の戦闘力を劣化させないために身に着けた我流。
高性能な一品物の作成よりも汎用品の調整・整備、ありあわせの武器の即時調達を得意としている。