「製造型番A016832、個体識別名アニス。よろしく」
「どうかした？　依頼？　私は、生活支援を目的に製造されたルーンフォーク。戦闘には不向き」
「それで構わないなら、同行する」

私の使命は、エクシア様の傍に仕える事。その為に造られた。
困った、誰とも通信が繋がらない。このままだと使命が果たせない。
探そう。それが私の存在価値。

造られた身体、偽りの魂、与えられた使命。すべてはそうプログラムされている。
それを果たせない事は、あってはならない事なのだ。
だから機械(かのじょ)は旅に出る。
在りし日の主を求めて――――失われた記憶と消えない罪を背負いながら。

データ

一般技能

家政婦(ハウスキーパー)Lv5

掃除や家事など、家事全般を完璧にこなすことが出来る。彼女はその為に造られたのだから。
しかし何故か本領を発揮しきれていない様子。
本人曰く「設備に問題がある」との事。

詳細データ

来歴

失われた記憶

記憶領域に該当データなし―――

目覚め

アニスは、とある魔動機文明の遺跡で目を覚ます。いや正確には、探索していた冒険者に救助されたが正しいだろうか。
故障したジェネレーターで眠っていた所を偶然発見されたらしい。

当初アニスは、表情や声色には出さなかったが酷く困惑していた。
通信不良、アーカイブ接続不可……連絡も迎えも無く、これから何をして良いか分からない状態だった。
これからの事を考える為、冒険者たちの提案もあり、“砂漠城塞”ラージャハ帝国の冒険者の宿に身を置くことになった。

手掛かりを求めて

アニスは生活支援を目的に製造されたルーンフォークである。
しかし、何故か戦闘用プログラムがインストールされていた……初期設定にそんな物は無かった筈なのに。
だがそのお陰で、冒険者として金銭を稼ぐことが出来たのは幸運だったのかもしれない。

そして今、アニスは“楽園への列車”パラディース・ツーク号へと乗り込もうとしていた。
各国を巡るこの列車は、人を探すのに都合が良い……手配してくれたギルドマスターには感謝する。

彼女が目覚めてから、わずか1か月の出来事である―――

人物情報

エクシア・クラシオン

機械都市セラノシュトラに住む人間の技術者。
天才的な頭脳の持ち主で、12歳にして集合データベース(アーカイブ)の管理に携わる。
アニスの製作者であり、エクシアの15歳の誕生日が、アニスの稼働開始日と設定されていた。

場所や施設に関する用語

機械都市セラノシュトラ

魔動機により宙に浮かぶ浮遊都市。
人口は1万人に満たない程だが、独自の魔動機技術により発展を遂げている。
特に、ルーンフォークの研究製造が中心を担っており、生活から軍事まで幅広く浸透していた。

アーカイブ

機械都市セラノシュトラの中枢。接続されたすべての魔動機の情報整理を行う。
記憶領域の代用から演算処理、通信手段として利用可能なネットワークでもある。

PC名【アニス】
種族【ルーンフォーク】　性別【女】
習得技能【シューター5/マギテック5/セージ5/エンハンサー3/アルケミスト1】
役割【後方からの射撃】
参考数値
【HP:35 MP:30 防護点:3 魔物知識:2d+10】
【これまでのセッション数】PL 11回 GM 0回
URL【 https://ruromin.sakura.ne.jp/swswamp/sw2.5/?id=8nx7eW 】