「元衛士隊・ケルシーだわん！ 事件の解決はお任せだわん！」

ハーヴェス王国の衛士隊所属"だった"、犬のリカント。
駆け出しのガンナー兼密偵で。[獣変貌]を使ったところは見られていない
（魔動機術が行使できなくなるので、今後も使わないだろう）。
やや小柄だが成人済み。だが、青臭い態度や口数の多さ、ノリの良さから下に見られがちである。
衛士隊では役人(オフィシャル)や兵士(ソルジャー)の技能を教わっており、指示を出したり、
文献を探すことも得意。独自で街の見回りをしていた結果、周辺地理にも詳しくなっている。
性格は基本生真面目、法や冒険者規則に則った行動を心がけるし、仲間にもそれを推奨する。
蛮族や魔神は倒すべき敵で、穢れは忌避するが受け入れられない程度ではない。


ただ、周りに流されやすい。



そして、すぐ調子に乗る。




語尾と一人称が「わん」。

「乙女のプロフを見るとかサイテーわん。金取ってもいいわん？ も、もちろん合法商売わん！！」

「[獣変貌]……？ ガンナーにはクソの役にも立たねぇわん」

黒髪をツインテールに縛り、その上に帽子を被っている。
かなりの暑がりで基本は軽装、（公共良俗に反しない程度の）風通しのいい服装を好む。
水着を着ていることも。
顔立ちは『黙っていればそこそこ美人』。

服装のお洒落には頓着がないが、意外と肌のケアはしている。

「ここでサックリ名を上げて、"元冒険者の衛士隊"に舞い戻ってやるわん……！」
「ぴぴー！！ この賭場は条例違反わん！！ え？ 合法……？ ハーヴェス王庁の管轄ゥ！？ ほんまかいわん……」

口数が多く、会話にはツッコまずにはいられない。
法や秩序に背かず、自分の受け入れ範囲内のものあればノリがよく、食事・温泉・観光など話題や知識には事欠かない。
祭りごとも好き。夜景やデートスポットなどにも詳しく乙女な一面もあるが、完全年下趣味。
自分を慕ってくれるかわいい少年少女……というか身長の低い子が好き。お姉ちゃんと呼んで欲しい。
一方年上にはほとんど(恋愛的に)興味はないが、頼りになる仲間には信頼を置く。

無法・無秩序を見ると後先考えずに突っ込む癖があり、その解決のための努力はいとわない。
しかしそれが災いして、法では解決できないものや自分の力ではどうにもできないことに立ち止まらされ、
痛い目を見ることもしばしば。

「工事中だわん。また今度来るわん」

「見た目通りのガンナー、マギシューだわん。後ろから援護してやるから、前衛は耐えるわん」
「適材適所！ 響きのいい言葉だわん。つーわけでわんは出番まで待機させてもらうわん。断じてサボりではないわん」

＜ガン＞による後方支援を担当する。また、兵士(ソルジャー)の訓練で培った戦略で有効な布陣を敷いていく。
と言ってもレベル4相当なので、想定外のことには対応が遅れがち。
暴漢や蛮族との戦闘経験はそこそこにあり、度胸は据わっている。

「……"元衛士隊"はなんか屈辱わんが、"元ソルジャー"だと何故か心躍るわんね。」