司書5(本読み)

「独学で魔法を学ぶ為に必要になった」

物乞い4(ベガー)

「両親に拾われる前の生きる糧。」

肉体労働者1(レイバー)

「両親に拾われる前の生きる糧、その２。雇ってくれる所は余り無かった」

物静かでぼんやりとしたナイトメアの少女。
パっと見何も考えていない様で、実は何も考えていない事が多々ある。勿論、考えている事もあるが。

基本的に真面目と言うか。静かな為問題行動が少ないのだが、唐突に思いもよらない事をやらかす事もある。

ナイトメアである為、幼年期に実親から捨てられた。その年が食糧不足であったため、仕方のない事であったのかもしれない。
寧ろ、それ迄育てて貰えただけナイトメアの中では幸運だったのかもしれない。

生きるために考えた結果、少なくとも食料が無い此処では生きていけない。そう判断し、体力がある内に都市への移動を開始。
棄てられ、そして自分も此処を棄てるのだから…と故郷から深夜に食べ物を搔っ攫い。ついでに痩せた馬もパクって逃走した。

その後は今の両親に拾われるまで、ナイトメアである事を隠してた物乞い。そして偶にある種族不問の肉体労働で食いつないで生きてきた。

拾われたのは至極幸運だったなぁ。と思っている。

ぼーっとしているか、魔法の訓練をしているか、目に入った本を読んでいる。

計画的に何かをしている訳では無いのはその日暮らしであった弊害だろうか。
いや、多分当人の気質である。