■アライメント　【中立・善】
中立：国家の定めたルールとは、人々の安全と安心を願っているもの。その為、守るべきだ。
　　　…ただし、そのルールによって人命が損なわれるので無ければだが。
善　：人民の盾剣となる為に、この身は在る。

-------　生まれから成長まで　-------------------------------------------------------------

戦乱続くランドール地方、その中で城塞王国に生まれたティラ。
農家の娘として生まれた彼女が、持ち前の正義感から騎士団に入るのは時間の問題だった。
弛まぬ鍛錬、戦いでの武功、精神性。女性だからという偏見を超え、副団長にまで至る。
（団長はある程度の家柄が必要なので、実質的な到達可能最高点でもある）

-------　平和の終焉（10年前）　-----------------------------------------------------------

しかし、終わりはやってくる。
隣国からの奇襲と内応を許し、燃え落ちる街。騎士団はここを死地とし、最後まであがく事を選択する。
だが、団長からティラに向けて、ある指令が言い渡される。
…その命は、主とその家族を救い、脱出しろと。
無論反論はあったが、団長や団員からの「必ずお前ならやってくれる」との信頼を無下にする事は出来ず、屋敷に向かう。

…そこに有ったのは燃え上がる主の屋敷。やはり全てが手遅れだったか…
と思われたが、わずかに息の合った主たる貴族。
主から、今際の際に忌み子として世間から秘匿された少女を頼まれる。

主からの命である少女を、この身を賭して守り抜くのは騎士の務め。
そうして屋敷から脱出路を用い逃走を図る…が、運の悪い事に、自分より格上の手練れに偶然見つかってしまう。
更にやってくる追撃の手から逃れるため、やむなく少女と共に、自ら谷へ落ちる選択を取る。
そうして腕に重傷を負いながらも迫りくる追撃の手を逃れ、どうにか少女を連れてランドール地方を脱出することに成功するのだった。

-------　放浪する二人(10年前～9年前)　--------------------------------------------------

だが、その後も困難は続く。
なにせ身一つで逃げ出した国持たず、さらには連れはナイトメア。
種族がバレぬように隠しても、追われ、避けられ、疎ましがられ。
自慢の鎧も大きく壊れ、頼りの利き腕も傷で使えず。体も徐々に動かなくなり。
それでも少女を見捨てずに。少女と自らを励ますように、何度も「大丈夫」と伝えながら。

そうして放浪すること1年近く。
満足な治療も出来ず、結果重度の疲労・傷からの感染症がティラを襲う。
歩く事すらままならない自らの体を見れば、もやは自分は長くないかもしれない。
だが、今倒れれば少女はどうなる。そんな気持ちだけが、ティラを動かしていた。

頼れる者は殆どおらず、だが僅かな希望を元に、進む先にある、タムワースに住む戦友の元へ向かう。
そうして、なんとか自らが動ける間に辿り着く事に成功する。

そして久々に会った戦友に、ただ忌み子とよばれる者への慈悲を乞う。
「お願い、彼女を助けて。お願い。もう、私はどこにも行けないんだ。だから…。」

-------　新たなる故郷(8年前～)　-------------------------------------------------------

結果的に、全くの杞憂だったわけなのだが。
うわぁ戦友すごい優しい…少しどころかお家貸して治療もしてくれる…。
貰いすぎる訳には行かないので色々断ろうとしたのだが、
『お前の大丈夫は大丈夫ではない』とぴしゃりと一蹴されてしまった。全く反論も出来ない。

…結果的に、腕は元に戻らなかった。長く酷い状態に置き過ぎて、どうにもならなかったのだ。
ただ、生活できるだけの動作が出来るのは幸いだろう。

その後は生活の為に一般的な仕事をしてお金を稼ぎ、
少女に（学校に行ける程度の）暮らしをさせてあげられるようになる。

元は使命感から傍に居たが、いつしか少女を娘のように見るようになり。
幾つかの出来事の後、改めてお互いを家族と認めるようになる。

-------　そしてユランアウルクへ　----------------------------------------------------

そうして穏やかに暮らしていたが、平穏になればなるほど胸を疼く何か。
どこかで事件が、どこかで蛮族が、どこかで魔物が。そんな噂を聞くたびに疼きが強まる。
…人々を守らんとする、騎士としての魂だ。

きっと自分はそういう生き物なのだろう。
だから娘が一人立ちした日。
戦友に礼を伝え、一人街を出る。
そして懸命なリハビリによって、盾を持つなら戦闘に耐えうるようになった腕と、頑張って用意した支度金を元に、ユランアウルクへ。
（タムワースで兵士となる道もあったが、街の偉い人と仲の良い下級兵など扱いづらいに決まっている。）
（それに、怪我が元で戦い方自体を変えざるを得なかった。つまり、今までの経験が役に立たないのだ。）
（知らぬ場所で一から出直すべきだろう。）

娘から離れるのは寂しいが、だとしてもこの魂がある限り、止まる事は出来ない。
願わくば、離れて暮らす我が娘のこれからに幸福を。

「ってここに娘居るんだが！？！？！？」


名前の由来…絶壁を意味する「アカンティラード」と、前進を意味する「アバンサル」

シロナ…タムワースにて世話になった戦友の息子
クラレット…主の命を超えてつながった、義理の娘

亡国の騎士団 副団長

〇有用な判定
　　　異常感知判定[知力]　　…　スカウトと同様。主に敵の戦略を読むのに使用されていた。
〇有用でない判定
　　　騎馬戦闘判定[敏捷]　　…　ライダー技能の物とは異なる。馬上戦闘の為の判定…だが古傷が響くため使用不可。
　　　作法判定[知力]　　　　…　一般技能：貴族のものと同様。礼儀作法を守れるかの判定。
　　　　　　　　　　　　　　　　副団長として、貴族たちと話す機会があったため。

　元リエーテ王国騎士団の副団長。
　誰よりも先頭に立ち、厳しい戦いでも必ず立って帰ってくる事から『不倒のティラ』とか呼ばれていた。
　…のも昔の話。既に10年以上のブランクかつ重い古傷があるので、同じように動けない。
　にぶってはいるが、経験による勘で何とかしていく。

｜給仕《ウェイトレス》

〇異常感知判定[知力]　…　スカウト等と同様。
〇給仕判定[知力]　　　…　所要時間：3時間～8時間
　　　　　　　　　　　　　注文・伝達・配膳・片付け等をストレス無く客に提供する判定。
　　　　　　　　　　　　　技能レベル*4人までは判定目標値10、1人増えるごとに目標値+1
〇噂話知識判定[知力]　…　所要時間：一瞬
　　　　　　　　　　　　　１度以上給仕判定に成功している集落の近くでなければ使用できない。
　　　　　　　　　　　　　滞在7日未満で-1、前回給仕判定未成功が30日を超えたら滞在日数リセット

「私の名はティラ。ティラ・アバンサルだ。以後、よろしく頼む。」
「『我等人々を守る盾であり、剣である』。私の居た、今は亡き騎士団の心得だ。…まぁもう剣はまともに振れないのだが、こういうのは気持ちだな！」
「ば…まだ若いが！？」65歳
「なぁに死なねば安い。わはは」残HP1
PL：のそお　13期から参加民です。今期もよろしくお願いします。
今期はこんな感じの大人(137cm)な女性ドワーフです。
金属鎧着て摺足纏ありがとう！しながら前に出ます。うおお
あとターゲッティング無いので最初の方の行動ください！ってお願いしますのでよろしくお願いします( ﾟωﾟ)