ゆとシートⅡ for SW2.5

リンクス・コハーリ - ゆとシートⅡ for SW2.5

リンクス・コハーリ

プレイヤー:ノッツ

種族
ナイトメア(人間)
年齢
性別
種族特徴
[異貌][弱点/土]
生まれ
野伏
信仰
“炎武帝”グレンダール
ランク
穢れ
1
9
12
9
10
5
4
2
10
4
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
成長
0
器用度
19
敏捷度
14
筋力
16
生命力
14
知力
19
精神力
13
増強
増強
増強
増強
増強
増強
器用度
3
敏捷度
2
筋力
2
生命力
2
知力
3
精神力
2
生命抵抗
3
精神抵抗
3
HP
17
MP
16
冒険者レベル
1

経験点

使用
3,000
残り
0
総計
3,000

技能

ファイター
1
アビスゲイザー
1
レンジャー
1
ダークハンター
1

戦闘特技

  • 《武器習熟A/アックス》

操気

  • [常]【大乱獲】

判定パッケージ

レンジャー技能レベル1 技巧 4
運動 3
観察 4
ダークハンター技能レベル1 知識 4
魔物知識
4
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
14 m
全力移動
42 m

言語

会話読文
交易共通語
魔神語

魔法/操気

魔力/理力行使/操気
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
アビスゲイザー技能レベル1 奈落魔法 4 4 +0
ダークハンター技能レベル1 操気 3 3 +0
技能・特技 必筋
上限
命中力 C値 追加D
ファイター技能レベル1 16 4 3
《武器習熟A/アックス》 1
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 備考
〈ロングアックス〉[刃] 振2H 16 4 36 11 4
〈ロングアックス〉[刃] 突2H 16 4 31 10 4
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
ファイター技能レベル1 16 3
所持金
1,200 G
預金/借金

所持品

名誉点
0
ランク

名誉アイテム

点数

容姿・経歴・その他メモ

かつて、コハーリ王国はランドール地方で繁栄した小国だった。小さくも豊かで穏やかな領土、美しき城郭、そして賢王の統治により、人々は安寧を享受していた。コハーリ王族は代々その土地にある魔域を封印しており、その優れた魔術知識を転用して作物の収穫を増やし、兵士たちを強化し、国の繁栄を支えていた。

王家の血筋には、代々魔域の力を操る奈落睨士の素質が宿っていた。第二王子リンクス・コハーリもまた、その力を受け継ぎ、幼少のころから特別な教育を受けていた。

しかし、魔域の力は諸刃の剣。制御を誤れば、国をも呑み込む災厄となることは、歴史が証明していた。そして、コハーリ王国もまたその例に漏れなかった。

リンクスが17歳の誕生日を迎えたある日、第一王子サイが王城の地下にある魔域の封印を強める儀式を執り行うよう王に進言した。「リンクスの奈落睨士の力を使い、魔域の封印を永遠のものとし、この地に永遠の平和を」と。
王はこの提案を快く受け入れた。サイには奈落睨士の才能がなく、王位継承権を失った過去があった。それ以来サイは城下で酒色に耽り、王と王妃は頭を悩ませていた。
そんなサイが真面目に魔術を学び、国に貢献するために進言してきたことに王は心の底から喜び、その進言を一も二もなく受け入れた。兄との確執に悩んでいたリンクスもまた、かつての頼りがいのある兄が帰ってきたように感じた。
「共にコハーリをランドールで一番の国にしよう」兄の言葉にリンクスは力強く頷いた。

かくして、儀式は行われ……失敗した。いや、成功してしまったのだ。封印を強めると言ったサイの言は偽りだった。

儀式によって魔域は封印されるどころか活性化し、魔神たちが溢れ出した。応戦した騎士たちは次々と引き裂かれていった。王城は異界の門からあふれる魔神に蹂躙され、国全体が奈落の魔域に飲まれていった。国民たちは逃げ惑い、王国の軍勢も魔神たちを抑えきれなかった。夜空には国民の絶望の叫びと、この悲劇の筋書きを書いたサイの哄笑が響き渡った。

王と王妃――リンクスの両親は、王城の最奥で魔神と一体化したサイと戦い、命を落とした。

リンクスは父王が最後に託した「炎の首飾り」を握りしめながら、忠臣たちの手によって辛くも王都を脱出した。しかし、後ろを振り返れば、彼が生まれ育った白亜の城郭はすべて漆黒の帳にすべて飲まれてしまっていた。

リンクスは、逃亡の途中で共にあった護衛の騎士や従者たちを次々と失い、最終的に彼一人となった。彷徨い歩き、ようやくたどり着いた辺境の村で、自分が王国最後の生き残りであることを悟る。

涙を拭い、彼は王家の首飾りを握りしめる。
奈落の魔域の力、そして魔に魅入られた兄の謀略によって滅びた祖国。しかし、コハーリの血を引く自分が、いつか祖国を奈落の魔域から解放し、新たなコハーリ王国を築くことができるのではないか。

「必ずこの手で国を再建する」

そう誓い、リンクスは道中拾った斧槍を背に歩き出した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

リンクスは命からがらランドール地方を脱し、ウルシラ地方のはずれにたどり着いた。隣国の紛争地帯を抜け、精魂尽き果てたリンクスはその場に崩れ落ちた。
目を覚ました時、リンクスは土牢の中にいた。檻の外に立つ看守役らしい男はいかにも盗賊という風体だった。
どうやらリンクスは盗賊団にとらえられ、身柄を何処かに売り飛ばされるところらしかった。

盗賊に拾われ、ひとまず生かされたのは僥倖と言っていい。蛮族に食われるよりはよほど良かった。そしてもう一つ、リンクスは天の僥倖を引き寄せていた。牢にはもう一人、ユランアウルク貴族の女性、ミラがいた。彼女の話によれば、「家事代行派遣会社ヴァルハウス」のメンバーが数日中に助けにくるのだという。リンクスは自分の命運がまだ尽きていないことを確信した。

数日後の深夜、ミラの言葉通り助けは来た。ヴァルハウスの武装従者が盗賊団のアジトに潜入し、誰にも気づかれない見事な手際で牢の扉を開けた。ミラはリンクスも共に連れて行くように言ったが、喜ぶミラに反して扉を開けたヴァルハウスの武装従者は冷ややかだった。契約にもう一人の救出は含まれていないと。
しかし、その回答をリンクスは予想していた。リンクスはその場でコハーリ王族の身分を明かし、別室の荷物の中に「炎の首飾り」と「ヴァルハウス」の契約者証があると伝えた。この場で首飾りを担保に救出の依頼を出すと伝えると、武装従者はすぐさま闇に溶け、荷物を持って戻ってきた。
武装従者が契約者証を見間違うはずはない。武装従者はしぶしぶ二人を連れ出し、ユランアウルクに送り届けた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ユランアウルクに送り届けられたリンクスは、銀狼商会を訪ねた。銀狼商会ウルシラ支部にはリンクスの旧友、レグルス・ソルヴァがいるからだ。レグルスはコハーリ王国を何度も訪ねたことがあり、城を抜け出して共に城下で遊んでいた。優れた兄を持ち、比較されがちな弟という同じ立場の二人ながら全く性格の違う二人は、なぜか馬が合った。

レグルスはそんなリンクスが這う這うの体で商会の扉を叩いたのを見て、再会を喜ぶ間もなく部屋に迎えて休ませた。久しぶりの食事と安心できる寝床を得て、リンクスは丸一日眠り続けた。
翌々日、目を覚ましたリンクスはレグルスに感謝すると、祖国滅亡からの経緯を事細かにレグルスに語って聞かせた。そして、己が必ず祖国を再建するという決意も。

レグルスは兄に裏切られ、祖国を失い、なおも王国再建を目指すと宣言したリンクスの思いに天啓を得た思いだった。
燻ぶった心の火は大いに燃え上がり、その場でリンクスの手を取って走り出した。そして『聖竜のしっぽ亭』の門をたたくと、すぐさま冒険者登録を済ませた。

「一緒に一流の冒険者になってリンクスの国を取り戻しに行こう」あまりに衝動的な思い付きだった。しかし、その言葉は裏切りと絶望で冷え切ったリンクスの心に活をいれるには十分な熱を持っていた。
かくして、世界最小の冒険者パーティ「最後の灯火」が発足した。行く道は果てしなく、険しいが、リンクスはこの火が消えることはないと確信していた。
挫けそうになった時は、きっとまた銀色の火が力をくれるだろうから―――



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#2
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#3
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>notts
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セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 1,200 0
取得総計 3,000 1,200 0 0

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