一結びにした赤い髪の毛が特徴的。
手作りの外套を身にまとい、口元には鉄製のマスクを装着し古びた盾を携える姿が印象に残るだろうか。

束縛されてきた過去から経験からか、自意識が希薄であり他者の意見に流されやすい。
基本的には他者に従い、その判断に身を委ねる。
(戦闘時は問題おきそうなので、命の危機が感じられる際にはある程度自発的な行動をするものとする。)

旅の放浪者の二人が、魔域に飲み込まれ脱出方法を見つけられずに魔域内に居を構え、そこで生を受けた女児。
魔域で生を受けた為胸部や腹部が暗紫色に覆われる《アビストランク》を発現。その後、五年ほどその魔域で過ごした後破壊にやってきたランテリィス国の軍に救出され、放浪者として身に着けた技術や技能を見定められ両親共々ランテリィス国に仕える事となる。
アビスボーンの風当たりを両親は理解しており、好奇の目に晒される事を恐れ・・・家の外に出されることもなく、外の知識も本で読む程度であり13の歳を迎えるまで両親の技術を叩き込まれつつ、歪な愛を享受していた。

13を迎えた歳、とある話を聞く。
曰く「お偉いさんの娘が一人でこの国を発った。」
曰く「その娘は自身と同じ種族であると。」

それを聞き、初めて自分で《考える》ことをした。
このままこの環境に居てもいいのか、自分はこれでいいのか、両親の本当の夢は・・・・。
その日、初めて両親に反抗したのだ。
一通の書置きと、無断の旅立ちを持って。

飲み込んだ者の記憶を辿り、心の底で願う世界を再現する。
景色は荒廃しつつも、人々の営みが繰り広げられており過酷な環境であれどもそこには人々が居た。

1つ違和感があるとすれば、その景色に映る人々全てが穢れを有しているという事だろうか。

両親は泡沫世界出身のアビスボーン〈アビスアイ〉であり、差別と闘う戦士であった。
➤差別される側の種族だった為、その苦痛や痛みをよく知っている。故に娘を護るために歪な環境で育てることにしていた。

両親の真の目的は『元の世界へ帰る』ことである。
➤元の世界で、同士と共に戦いに励みようやく希望を掴みかけたところで襲撃に合い、仲間を逃がすために殿を務め息絶えるはずだったが、なぜかラクシアの地にて目覚める。
➤お互いラクシアに身寄りもなく、頼りもない世界で協力して生きていく内に惹かれあい婚約に至る。

アンは両親の真の目的を理解しており、旅に出た目的の一つでもある。
➤10の歳を迎えた時に、両親の古びた日誌を閲覧。そこで自分の真の故郷、生きる地を知ることとなる。
➤11の歳を迎えた時にも、酒の席で酔いつぶれた両親の口から『故郷の地へ帰りたい』といううわごとを聞く。

《設定》
母が会得していた調剤術を叩き込まれたモノ。プロを名乗るに最低限の技術を叩き込まれた。

《判定可能技能一覧》
・文献判定：薬剤師+知力
・薬品学判定：薬剤師+知力
・調剤判定：目標値による

《設定》
父が会得していた医療を叩き込まれたモノ。プロを名乗るに最低限の技術を叩き込まれた。

《判定可能技能一覧》
・応急手当判定：医者+器用
・病気知識判定：医者+知力
・文献判定：医者+知力
・薬品学判定：医者+知力
・処方判定：達成値による

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〜冒険者になった理由〜
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