どこかの寒村に住む農民が産んだ子の一人。
ようやく何かしらの家の軽作業を手伝いだした5歳のころ、村が盗賊の一団に襲われそのまま奴隷兼道具として連れて行かれる。
他の連れ去れた女子供が時に囮として使われ、或いは病気にかかったまま野に打ち捨てられ減っていく中、盗賊の者らに進んで同調し盗んだものを捧げ、同類として気に入られることで何とか命を拾った。
10を過ぎたころには奴隷や道具ではなく盗賊団の末席として扱われ、いくばくかの仕事と技能を教わる。
下っ端としていくらかの仕事をこなして2年ほど時が過ぎ、かつての自分の故郷と同じような寒村を襲撃しようという話が立ち上がった時、こっそりと団を抜け出して最寄りの大きな街の警邏に通報したことにより、長い盗賊団生活が終わった。
年若さや重要な通報内容が考慮されて幸いにも投獄は免れ、街の救貧院にて寝床とわずかばかりのまともな教育を受けるものの、元盗賊という悪評は免れられず成人後の生活を街で送ることは困難を極めた。
盗賊時代に身に着けた暴力と斥候としての腕以外に、飢えをしのぐために使えるものは何もなかった。
そうして冒険者として生きることに決めたものの、長く染み付いた悪徳の残り香なのかあるいは欠けた良識のせいなのか、中々他の町でも長く居付くことができず、短期の滞在で旅を繰り返し、住む者に寛容と噂のユアンアウルクにたどり着いた。
これからは、あいつらとは全く関係のない、物理的にも心理的にもかけ離れたただの善良な人として生きたい。
憎しみも怒りも妬みも、昏い欲望も持たないように生きていたい。
そう願い可能な限り善良たらんと振舞っているが、そう簡単に心を変えられるはずもなく、匪賊の一員として自らに染み付いた悪性や冷酷さに苦しみ続けている。

■アライメント　【混沌・中庸】

混沌：自分に不都合がある時に決まりを尊重するという習慣がない。
中庸：理性や正義よりも自らの感情に従いがち。ただしさとは何かをうまく把握できていない。ただ好意的な人間を守ることはできる。

■背景
幼いころに盗賊団に誘拐され、奴隷兼道具として生きてきた。
生きる為に仕方なく盗賊におもねり、そう生きるうちに良識がすり減っている。
過去の自分と決別するため、半ば習慣のように悪徳を行おうとする己を殺そうと努めている。


■人格的特徴
良い人であろうとしているが、自分よりもはるかに恵まれている人間を見ると言いようのない妬ましさに襲われる。
またかつての盗賊を思わせる振舞いや悪行には過度な殺意と悪意を向けることもある。
いつもそんな自分を自覚しては打ちのめされている。

■尊ぶもの
人を助ける事。あるいは純粋な善意
なんら裏表なく、そうできる人を尊敬している。非常に好ましく感じ、同じくらい羨ましく思っている。

■関わり深いもの
盗賊
この連中からあらゆる意味で遠ざかりたいから善人になりたいようなものである。
それでも彼らの影響は技量にも思考にも染み付いており、そう簡単にその影響下から抜け出すことはできない。

■弱味
自分の無意識下の悪行や悪意を指摘される事。
あるいは過去を知られる事。

フェンサー２　スカウト１　エンハン１　アルケミ１
フェンサー３　スカウト３　エンハン２　アルケミ１
フェンサー４　スカウト４　エンハン４　アルケミ1　ダクハン1
フェンサー５　スカウト５　エンハン５　アルケミ3　ダクハン2
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フェンサー７　スカウト７　エンハン７　アルケミ3　レンジャー５　ダクハン2
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フェンサー９　スカウト９　エンハン８　アルケミ3　レンジャー９　ダクハン2
フェンサー１０　スカウト９　エンハン１０　アルケミ５　レンジャー９　ダクハン2
フェンサー１０　スカウト９　エンハン１０　アルケミ５　レンジャー９　ダクハン2
フェンサー１２　スカウト９　エンハン１１　アルケミ５　レンジャー９　ダクハン2
1捨て身　3盾A（11時点で両手効きに差し替え）　5変幻自在　7頑強　9両手効き（11時点で回避行動に差し替え）　11二刀流