「こんにちは！私はフェリ・パルティアと申します。これから、よろしくお願いしますねっ！」

　修道服に身を包んだレプラカーンの少女。
　ユウランアルクにあるミィルズ神殿が所有する孤児院《雛竜の寄留宿》、及び孤児院に併設されている飲食店《山羊角の食事処》を経営している。
　孤児院や飲食店の資金集めのため、冒険者ギルドにも所属している。

　他者をよく気に掛け我慢強い性格。周囲をよく見てから動くことが多く、そのせいで一歩出遅れることがある。
　夢を持つ者を心底から応援し、たとえ理由があろうと命を奪うことはなるべく避けようとする。

「あ、あはは……少し、恥ずかしいです……」

「この服ですか？これは《雛竜の寄留宿》の修道服なんですよ」
「わたしの分は耳部分を特注して作ってもらったんです。えへへ」

　オレンジの髪にアメジストのような瞳を持つ、耳の長めなレプラカーン。
　エプロンドレスと修道服が一体化したような服を着ている。孤児院のシスターとなった際に貰ったものであり、自室以外は好んでこの服を着ているらしい。

「幸せもご飯も、みんなで分け合った方がより良い思い出になりますから」

　基本的には、誰にでも分け隔てなく友好的に接しようとする。蛮族相手には萎縮してしまうのを自覚しており、治そうと努力している。
　お腹を空かせている人を見ると放っておかないのか、手持ちの食材で軽食を作って渡したりしている。その際、周りの人たちにも渡して皆で一緒に食べる事が多いが、食材が足りないとまず自分の分から削ろうとする等自己犠牲が目立つ。

「あ、あんまり面白いものでもないですよ……？」
　ルフリオン平原のとある遺跡の近くの村に生まれたレプラカーン。
　"店員のいない食事処"というコンセプトで食事処を営んでいた両親の姿を幼い頃から眺め、手伝いもしており、自分も同じようにこの場所を継ぐのだろうとぼんやりと思っていた。
　そんな彼女に転機が訪れたのは、彼女が７歳の誕生日。蛮族の襲撃が起こり、村が壊滅してしまう。
　普通のレプラカーンとは違い、彼女も両親も姿を隠すことは出来なかった。彼女は一人地下の食糧庫に隠され、息を潜め涙を堪え、蛮族たちが過ぎるのをただ待った。
　５日ほど後。ユウランアルクから訪れた冒険者たちに村唯一の生き残りとして助けられた彼女は、国のミィルズ神官が運営する孤児院へ預けられることとなった。
　その後、幼いながらも精力的に活動し、僅かながらも孤児院の経営を改善させたことを鑑みられ、成人した時に次代の院長に任命されることとなった。

「ここが戦場、命のやり取りをする場所……」
「分かってます……これが避けられないことも、私の願いはただ甘いだけだっていうことも……」
「それでも、いつかは────」

「まだまだ見習い程度ですが……精一杯頑張りますよ～！」

｜聖職者《Cleric》

｜料理人《Cook》

｜孤児院長《Director》

PC名【フェリ・パルティア】　種族【探索種レプラカーン】　性別【女性】
技能【プリースト４、ドルイド４、セージ２、スカウト２】
役割【ミィルズレプ】
URL【https://ruromin.sakura.ne.jp/swswamp/sw2.5/?id=emMKtS 】