ゆとシートⅡ for SW2.5

　対象に、術者が今感じている気持ちを伝えます。
　伝えられるのは「嬉しい」「悲しい」「楽しい」「寂しい」「苦しい」「憎い」「眠い」「痛い」「甘い」「苦い」などの、言葉ではない感情や感覚です。それらの感情や感覚の詳細や特徴（飛び上がりたい嬉しさか暖かな嬉しさか、鋭い痛みか鈍い痛みか、など）も伝えられます。また、対象はこの魔法の効果と、これを行使された者のいる場所を直感的に感知します。直後に対象が周囲を見渡した視界内に術者が顔や姿を晒していれば、対象ははっきりと、術者を「犯人」だと認識します。
　その後、対象は術者に対して、同じように今感じている感情や感覚（直前に伝えられたものではない、自分自身の気持ち）を伝えることができます。複数の対象にこの魔法を行使し、複数から「返答」を受けた場合、誰がどの感情・感覚を伝えたのかはある程度はわかります（多すぎれば混ざってしまいます）。
　感情や感覚を伝えたことによって、お互いになんら行動が制限されたりすることはありません（例えば痛みを共有しても、ダメージを受けたり、体勢を崩したりするまでの痛みは伝わらないとしてください）。また、感覚的なものを伝えた場合、対象に自分と同じような部位がなければ、ある程度似たような部位への共感となります（例えば、リルドラケンが人間に翼の痛みを伝えようとすると、肩甲骨や肩あたりが痛みます）。似たような部位もまったく無いとGMが判断したのであれば、その感覚は伝わりません。


詠唱
「操、第一階位の感。感覚、理解──共有」
ザス・ヴァスト・ソ・セナ。センスト・カタラン──シアリンク