・転生前のラノミーの経歴
転生前は独身を貫き、150歳で天寿を全うしたフェネックギツネのリカント。
魔術の探求に心血を注ぎ、暮らしていた集落のお祭りには主役として歌を披露していたりしていた。
彼女の事を知っている人は【大魔女ラノミー】、もしくは【ラノミー導師様】と呼ばれていた。


・転生後の経歴
次に気が付いた時にはハーヴェスのとある商家の娘（ペルシャ猫のリカント）として転生していた。既に10歳を迎えており、思い出した記憶は自分が何者だったかだけ。（のちに自分が何者かによってリーンカーネーションをかけられていたことがわかった。）
ラノミーとしての記憶を思い出す前の自身の記憶から知識を身に着けることが元々好きなのが幸いし、魔術に関する知識、転生前得意であった森羅魔法を学び直し、13歳で森羅魔法を再習得した。
何故リーンカーネーションをかけられたのかはわからないが、転生前の全ての記憶もいつかは戻ることだし気長に今回の生を魔術以外にも転生前で出来なかったことを経験して楽しんで待とうと決めた。



12歳の頃から見合い話があったが自由な恋がしたいが為に尽く断っていた。
14歳になった誕生日に結婚の催促に嫌気がさし、誰にも別れを告げず家を出た。
その後は名前を転生前のラノミーを名乗り、冒険者兼歌手として生活をしている。
転生後の名前はトラブルの元になりかねない為教えない。