父はサカロス神官のリカントで元冒険者、母は祖母の影響でリモートドールまでの操霊魔法が使える人間。
その間に生まれたはずのシュラークは、先祖返りのマナフレア。
なぜか自分は両親と違う種族で、一人だけ魔法が使えない。
その事に悩んでいたシュラークは些細な言い争いで家出をしてしまう。
小さな村の、周りに隠れられるような所もそうない土地だからと、しばらくして父がシュラークを探しに行くと・・・。

家出をして隠れられる場所を探していた幼いシュラークは、見覚えのない小さな洞窟を見つける。
魔剣の迷宮を幸か不幸か、しばらく罠にかかることなく進めてしまったシュラークは迷宮の奥で落とし穴に落ちてしまう。
足を怪我してただでさえ痛いのに、気が付けば近くで不気味な鳴き声が聞こえてくる。
恐怖で泣くこともできず、ただ後悔だけをしていたシュラークを最初に見つけたのは父の元パーティメンバーだった。
自分を探しに来た父とその仲間、冒険者という存在に強く憧れを抱くことになる。

祖母の影響でぬいぐるみに話しかける癖がある。
小さい頃は気にしたことがなかったが、大きくなり友達に変だと言われて徐々にすることはなくなっていった。
・・・が、未だに悩み事や弱音をついダニエルのぬいぐるみに話してしまう。
小さい頃から祖母の持っていたダニエルが悩みを聞いて喝を入れてくれていたからである。

ちなみに魔剣の迷宮に迷い込み救出された後、家でダニエルにすっごい怒られた。