容姿・経歴・その他メモ

冒険に誘われたことがある　忘れられないほど美味しいものを知っている　何かの大会で優勝したことがある
ヴァグランツになった理由：全ての魔域と奈落を破壊するため

この世の何よりも食を愛する男。
閉鎖的な寒村に生を受け、一般ドワーフとして生きてきたが、或る日友人に誘われて近所の街まで『冒険』に出たことが運命の転機となる。
その街でたまたま開かれていた大食い大会に参加した際に口にしたジビエ料理の得も言われぬうまさに夢中となり、気づけば優勝するに至るまで食い尽くしていたのだ。
この日を境に彼は食の世界に夢中となり、家業を放り出しては近所の動物を狩り食べる生活を送るようになっていった。

これには周囲のドワーフもほとほと呆れたが、あまりに食に夢中になるあまりに、『食事の邪魔になる』というただそれだけの理由で男ドワーフの誇りの証たる髭を剃るようにさえなり、ついに故郷を追放されてしまう。
しかしこれにも懲りずに食の探求を続けるつもりだった彼がヴァグランツの道を選ぶきっかけとなったのは、彼が忘れられないほど愛したとある食材の原産地に魔域が発生、奈落化して世界から消失してしまったことにある。

二度とあの味を愛せない哀しみと怒りは、やがて奈落や魔域そのものへと向けられるようになり、一人の男を復讐者へと変えていったのだった。

その飢えを真に満たせるのは、思い出の味をおいて他にはない。

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