ゆとシートⅡ for SW2.5 in 流浪の民

魔剣≪ポルカ・ポーラ・ラヴリス≫

基本取引価格:
知名度
形状
カテゴリ
武具
製作時期
現在
概要
壊れてなお打ち直されたる魔剣
効果

【純白の書】
年経た幻獣の脱皮で表紙を貼り、世界樹の枝から漉いた紙を留めた、何も書かれていなかった本。そのページは何枚あるのか、表から厚みは見えても何故か数えきることができない。ただし、その最後の数ページには、今も「呪いの言葉」が無理やり引き裂かれたページの破れ目として残されている。


【星を掴むもの(スターチェイサー)】
最初の新しい身体。もとになった魔剣の根幹素材である導きの星の輝きを強く表したもの。金と銀の溶け合った、夜空の星々を打ち出したような手甲の上には、天を越えて聳え立つ世界樹の意匠が刻み込まれている。天に浮かぶ太陽と月と導きの星をあらわす魔宝石飾りの内側にマギスフィアが仕込まれ、世界樹の枝と共にめぐらされた増幅回路に繋がっている。

用法:1H拳 必筋:10 命中:1 威力:0 C値:12 追加D:4
【サイバーガントレット】


【舞羽(マイハ)】
星を目指して飛んで行く金色の鳥に追いつくために、その翼の速さをずっと見上げながら伸ばした新たな枝。純白の手甲に何処からか舞い降りる羽根吹雪の意匠が彫り込まれ、そこに金のような何かが流し込まれている。それらは刻み付けられた絵の魔法でもあり、大三角を描くように仕込まれたマギスフィアが壊れた時あふれるマナに反応し、手甲を更に軽く鋭く躍らせることもできる。

用法:1H拳 必筋:10 命中:5 威力:0 C値:12 追加D:0
【サイバーガントレット】


【紫苑(シオン)】
忘れられては欲しくない記憶を留めて抱え込む為に踏みしめた新たな足。その名の通り咲き誇る紫苑のような、金属と言うより生物素材ででもあるかのような活き活きした紫色に染められたグリーヴ。表面は紫苑の花の彫刻で飾られ、膝の両脇と足首の両脇には、マギスフィアの破壊によるオーバーブースト機能をも組み込んだ動作補助機構である宝石の歯車がはめ込まれている。

用法:1H# 必筋:10 命中:4 威力:0 C値:12 追加D:-1
【合体機構】【マジック・ブレイカー】【金剛の型】【紅蓮の型】【サイバーガントレット】



【夏への扉】
決して消される事のない光を見上げる為に生まれた羽。昼と夜の狭間、太陽と月の光を共に受けた、青から藍に至る万色の夕空がグラデーションで織り込まれた布製の靴。その布の糸の一本一本は誰かの歌声であり、誰かのまなざしの奥に宿る輝き。踵の羽は本を飛び出す竜たちの想像する力。優しかった夏の記憶に満ちたそれは、触れた場所の光の時間の記憶を呼び起こして輝かせる。織り込まれた空の中で、太陽と月と導きの星だけは裏側にマギスフィアを仕込んだ増幅性のある魔石で模られている。

≪夏への扉≫
用法:1H# 必筋:10 命中:3 威力:0 C値:12 追加D:-2
【スターウォードアームズ】【合体機構】【太陽の武器】【マジック・ブレイカー】【サイバーガントレット】


※宝石の歯車
鍛冶師ティンカートン・ペチコートの手になる発明品、歯車型の強化機構にして人造魔剣『アルタード・ギア』に、ある少女の記憶を宿した宝石が融合したイレギュラー品。それぞれはきっと、「この魔剣の形はこうあるべき」だと言う、抵抗のない自然な造形を知っていたのであろう。

由来・逸話

破れた魔書と、それに付随する砕かれた切り離しの魔剣(ペーパーナイフ)が、中の魂が滅びる前に鍛冶師によって繋ぎ止められ、打ち直されたもの。『彼女』は何度もばらばらになっては、新たな身体全ての中に分散されていく。身体にもはや原形はなく、それでも魂と心とかりそめの形を得た化身だけは繋ぎ止めたままに。

製作者:Mystic