ゆとシートⅡ for SW2.5

【フォーリン流竜顕術】 - ゆとシートⅡ for SW2.5

【フォーリン流竜顕術】

(ユランアウルク聖竜国)
入門条件
50名誉点

 150年ほど前に、偉大なる魔導士フォーリンにより生み出された流派です。
 フォーリンはハールーン魔術研究王国の宮廷魔導士でありながら、幻獣が住まうタミール山脈出身という奇特な人物でした。幼少期には親はなく、その地に住まう幻獣達により育てられ、行く末は彼等と共にありたいと願い、幻獣と共に居るための方法を模索しにハールーンへ降り立ちました。
 その後、自身の才能を開花させますが、研究に没頭する中でタミール山脈に住まう幻獣の住処が蛮族に荒らされているという報告を受けます。いてもたってもいられずフォーリンは現場に向かいましたが、そこで見たのは、かつての家族たちの無惨な姿でした。
 フォーリンはこの惨状に怒りを覚え、弔いの為に連合軍に参加し、自身の研究成果である「竜を目指す術」を公開します。これにより連合軍側の戦力は増大し、一時的に蛮族を押し返すという戦果を得ました。
 しかし、100年前の戦いにおいて、フォーリンは蛮族の罠にはまったさいに、数十名の門下生と共に孤立してしまします。その後、門下生の亡骸は見つかったものの本人の、遺体はいまだ発見されていません。
 フォーリンが行方不明となったあと、彼女と同じように幻獣を愛し、共に歩む者のためにと、この研究は流派として体系化され、ユランアウルク聖竜国にて今もなお受け継がれています。

流派装備

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
竜翼[打] 0 〈格闘〉B 0 フォーリン流竜顕術習得者が生やす戦闘用の竜翼

秘伝

この流派は竜に至ることが目的であり、それを前提としたこれらの秘伝は余計な武具を装備することを想定していません。
これらの秘伝は、カテゴリ〈格闘〉以外の武器や盾を装備した状態で使用・適用することはできません。

竜の翼ドラゴンズ・ウィング

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
【ワイドウィング】
限定条件
-
使用
-
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
-
概要
翼で攻撃できるようになり、回避力+1
効果

 この秘伝は、翼を持つキャラクター(飛行能力の有無は問いません)または練技【ワイドウィング】の効果がで翼が生えている者が、補助動作でMPを3点消費することで使用できます。
 使用すると10秒(1ラウンド)の間、自身に生えている翼をカテゴリ〈格闘〉Bランクの生体武器〈竜翼〉として扱うことができるようになり、さらに自身の回避力が+1されます。

竜の火炎ドラゴンズ・バーン

必要名誉点
30
タイプ
常時型
前提
【ファイアブレス】
限定条件
-
使用
エンハンサー技能
適用
10秒(1ラウンド)持続
リスク
-
概要
【ファイアブレス】[**のブレス][竜の息吹]の威力に+「エンハンサー技能レベル×生命力ボーナス」
効果

 この秘伝は、【ファイアブレス】、[**のブレス]、[竜の息吹]を使用するさいに、自身のHPとMPを3点消費することで使用できます。
 その威力を「エンハンサー技能レベル×生命力ボーナス」ぶん上昇させます(最大100)。

竜の脈動ドラゴンズ・ビート

必要名誉点
100
タイプ
常時型
前提
《竜の翼》、《竜の火炎》、【シェイプアニマル】
限定条件
-
使用
-
適用
-
リスク
-
概要
「変装判定」で竜を装う。竜の攻撃をするさい達成値+2
効果

 秘伝習得者が【シェイプアニマル】で動物に変身するさい、全身を小さな竜のような姿に変化させることを選択できます。
 小さな竜の姿になる場合に限り、例外的に鎧と装飾品は変身前のものを受け継ぎ、近接攻撃を行う場合には〈パンチ〉の他に〈翼〉〈尻尾〉を使用することができます(変身によって見た目上は翼や尻尾が生えますが、変身しただけでは飛行能力はなく、武器として使える〈翼〉〈尻尾〉は別途用意する必要があります)。
 この状態で、「魔物知識判定」や、それに類する能力による看破を試みられたときに、自身の「変装判定」によって対抗することができます。達成値の比べあいを行い同点、ないし、秘伝使用者のほうが高かった場合には、能力の看破を受けず、さらに、仔竜(ドラゴンインファント)であると偽ることに成功します。相手は仔竜であると思いこむため、看破の再挑戦を行えません。
 また、上記の「小さな竜」に変身している、または【ビカム・ドラゴン】などによって本物のドラゴンに変化している、あるいは自身が本物のドラゴンの場合、さらに補助動作でMPを3点消費することで、10秒(1ラウンド)の間、以下の判定に+2のボーナス修正を得られます。
・【ファイアブレス】、[**のブレス]、[竜の息吹]による判定
・〈翼〉または〈翼を強化する武器〉での近接攻撃による命中力判定
・〈尻尾〉または〈尻尾を強化する武器〉での近接攻撃による命中力判定

製作者:くろむ(原案:吉野)