ボクはリセラ・クワルツローズ。
色々と迷惑掛けちゃったけど、今まで通りリセって呼んで欲しいな。えへへ、よろしくね。

本名：Liselsia von Wolfgang(リセルシア フォン ヴォルフガング)

容姿はリセルシアのまま、変わっていないみたい。―――え？14歳だったけど。

一般的な人間モデルの魔動天使で、銀髪金瞳の美しい少女。
身体の発育こそ良いものの、あどけなさが残る童顔。容姿は当時14歳だったリセルシアに基づいている。
相変わらず姉達に髪は結ってもらっているものの、身だしなみは最低限気を付けるようになった。
側頭部についている歯車型のスフィアとサイドテールがチャームポイント。
姉達が作った軍服を改造したワンピースを着ており、特にお気に入り。

魔動天使の武装は魔動天使鎧しか使えず、翼ならびに盾も槍も使えなくなった。

――――みんなは、ボクが護るから。ここから先は、ボク達の戦争(ケンカ)だよ！

イメージCV:小原好美

人見知りで引っ込み思案な性格。
ついつい人の顔色を伺いがちで、他人との距離感について必要以上に気を使っているが、慣れた人に対しては自然体で接することができる。
また、しっかりしなきゃと自分を奮い立たせることもあるが、年相応に甘えたがりで寂しがり屋。リセでの経験もあり、誰かの手を握ろうとすることが多い。

魔動天使という特殊な出で立ちでありながら、リセルシアとしての記憶とリセラとしての記憶が合わさって、非常に人間的な性格となっている。

ドーデン地方の最北『ノーザンファング連山』を越えた先にある森林地帯には、かつて『クローディア公国』と呼ばれる場所があった。
魔動機文明の色はほとんどなく、森林資源の交易で運営されていたこの国を治める『森狼公』の妾の子として生まれたリセルシアは、幼い頃から母の仕事を引き継いでメイドとして日々働いていた。
腹違いの妹である『リリア フォン ヴォルフガング』が生まれてからは彼女の身の回りの世話をするようになり、まるで本当に姉妹のように幸せに暮らしていた。

しかし、人族間の戦争が本格化し、他国との関係に緊張が走った頃。帝国が属国のクローディア公国に対して忠義の証として『人質』、自分の娘を差し出すように要求してくる。
リリアは病弱で外に出ることが出来ない身体であり、人質に出すということはリリアの死を意味していた。
『森狼公』は苦渋の選択で妾の子であるリセルシアを身代わりとして差し出すことに決め、彼女はそれを承諾したのだった。


「きっとまた会えるから。約束だよ。」