天峰泉を盛んに行き来する渡し船。安全なルートを取ることができるようになって初めて一人前。
「船頭としても働いてるんです。ご指名いただければ、天峰泉のどこへでも案内しますよ」

糸を紡ぎ、布を織り、衣服をはじめとした繊維製品を仕立てる。もちろん修繕も行う。
「魔法職の装備と言えば甲冑よりもローブが主ですから。製作やら修理は自分で出来た方が便利でしょう？」

貴金属と宝石を組み合わせ、美しい宝飾品を作り出す。武器の意匠に用いるパーツも扱う。
「ただ着飾るためのモノじゃなくて、実用的なモノとして製作することが多いですかね」

粗皮をなめし、切り、縫い合わせて、ブーツやベルトなどの革製品を生み出す。
「これも、装備の修繕技術を覚えようとしてたらいつの間にかという感じで身についてました」

多種多様な食材を、多種多様な調理法を駆使して、美味しい料理に変身させる。
「『腹が減っては戦はできぬ』なんて有名な言葉もあることですし、質も量も求めていきましょう」

植物、鉱物など様々な素材を蒸留し、妙薬と毒薬を精製する。マテリアルカードは分野外。
「作れるのは薬品が主で――ああ、名称のせいで非常に紛らわしいのは否定できないですね……」

――それは僕の初仕事だった。
それまでも領内での伝令をしていたから適切な言葉ではないかもしれないけれど、初めて任された大きな任務であることには違いなかった。

『遠征部隊への指示を記した書簡を届ける』という任務を指揮官から受けた僕は、言われた通りに書簡を持ち、指定地点へ向かい、そこで待つ伝令兵に書簡を渡した。
そして、最後の最後まで僕は気づくことができなかったんだ。書簡が内通文書であること、遠征部隊は入れ違いで既に帰還していたこと、伝令兵は内通先の斥候であること。
振り返って考えるのなら、指揮官は僕なら何も知らないままに事を済ませるだろうと見越して指示を与えたんだろう。

ともかく、僕が運んでしまったものが最終的な引き金になって、すべてが散り散りになってしまった。
僕自身も使い捨てられ、他の領地へ奴隷として引き渡された。この青い見た目を気に入られ、奴隷の中でもずいぶんとマシな扱いをされていたように思う。それでも、あの日々は語ることができないほどに、恐ろしいものだったんだ。因果応報だと言われてしまえば、受け入れるほかないけど。

だから、これは僕の断罪なんだ。僕は罰を受けなければいけない。

――それはアタシの初体験だった。
悲鳴か歓喜か分からない喚き声と共に生まれたアタシは、その瞬間からすでにどうしようもなく可笑しくなってたんだと思う。

両手でぎゅっと握りしめた短剣が、深々と目の前に横たわる体躯へ突き刺さる。誰のものか分からない（少なくともアタシのものじゃないけど）真っ赤な色にべったりと塗れていく。後ろでクスクス嗤っていた声がとても愉しそうにボリュームを上げたのが聞こえたから、つられて一緒に笑顔を作ってみせた。
つまるところ、その後も含めてアタシはその鮮やかな赤色をさんざんこの身に浴びることになった。
理由だなんて難しい事は全然わかんないや。従順な子でいるため？　美しくあるため？　楽しくなっちゃったから？

嫌な顔をされてしょんぼりした数より、褒められて嬉しくなった数の方が多かったから、てっきりこれはイイコトだって信じてた。でも、本当は心のどこかで――。
そんな違和感もだんだんと考えられなくなって、きっといつかは気にしなくなっちゃう。

だから、これはアタシの終止符なんだ。間に合う内にアタシは最高にして最後の美を用意するんだ。

Celeste《セレスト》

：「天空」「青色」「空色」

Concetto《コンチェット》

：「概念」「見解」「構想」

――――大雑把に言ってしまえば"なんか青っぽいやつ"程度の意味しか持ち合わせていない

Catchy !?

三原色を用いればすべての色をつくることができるとか、3つを混ぜると白になるとか、なんとか

アタッカー寄りの魔術師予定。成長は知力特化
種族特徴で道中の探索などが強いのと、魔香水ポーマス目当てでレンジャー
深々とした装飾品は使うか未定だけど探索規定を安定させるためにセージも少々
⇒ダウンルッカーのためのWFを用意するためにドルイドをかじる
ウィザードの賢いレベルの上げ方を調べておくこと（宿題）

「自分の場合は、戦いの手本をこれに見出しました」冒険録の表紙をトン、と叩いて
「もちろん登場人物と自分は全くの別人ですし、描かれているような状況がそのまま発生することもそうありません」
「けれども、物語を解釈し、飲み込んで、落とし込むことによって、いくつかの技を自分でも扱える形へ昇華(消化)したんです」

――――"一番弟子"への講義、もとい物語についての語らいから引用

一部のマナを放出せず保持することで、不測の事態に対し出力調整でのカバーを可能にする。
留めておいたマナが放出される様は古びた羊皮紙が翠緑の輝きと共に舞うように見える。

攻撃で発散させたマナを集約・増幅・励起させることによって追撃を行う。
凝縮されるマナは紫紺の奔流として使用者の足元から吹き荒れる。

短い旋律によって精神を落ち着かせ、頭を冴えわたらせる。必ずしも音を発する必要はない。
使用者が自ら奏でようとするのではなく、詩歌の力が必要な際に自ずと湧き出る。

体内のマナを通常時よりも活性化させることで魔力を一時的に底上げする。反動として消耗が大きい。
この状態で練り上げるマナは、赤や橙など、まるで燃え盛るように色づいている。

[動物変化]
主動作で、鳥、獣、海獣のいずれかの動物に変化します。通常は、鳥なら「鳩」か「鴉」、獣なら「猫」か「犬」、海獣なら「アザラシ」か「マナティ」に変化します。どの動物に変化するかは個体により固定で、キャラクター作成時に決定し、変更することはできません。
変化後の能力は、普通の動物と同じで、大きさも変身した動物の一般的な大きさとなります。ただし、移動速度と適性は動物の種類によって変化します。
移動速度は、鳥なら「敏捷度×2」となり、飛行することが可能となります。獣なら「敏捷度×3」となります。海獣なら「敏捷度」の速度で水中を移動することが可能になりますが、地上での移動速度は「敏捷度の4分の1(端数切り上げ)」となります。
変化すると、すべての装備品と「部位：耳」「部位：首」以外に装備している装飾品は外れ、その場に落ちます。動物の姿では武器、防具と「部位：耳」「部位：首」以外の装飾品は装備できず、アイテムも使用できません。手が必要な作業は行えませんが、能力値は移動速度や適性以外はそのままで、会話なども変わらず行えます。
元の姿に戻るのも主動作です。それぞれの姿に、時間制限はありません。
また、鳥の姿のときは<格闘>のBランク武器<爪>（通常の<爪>と異なり、<キック>と同様、足を使う武器として扱います）を、獣の姿のときは<格闘>のBランク武器<牙>を、海獣の姿のときは<格闘>のBランク武器<体当たり>を得ます。ただし、これらの動物の姿になると<投げ>は使えなくなります。

[カルディアの庇護]
魔法の行使判定を除く、非戦闘時の「知力」「精神力」を基準とする行為判定に+1のボーナス修正を得ます。

<格闘>Bランク
<牙>　用法：2H#　必筋：1　命中：-　威力：11　C値：⑩　追加D：-　価格：-　刃のついた武器
<体当たり>　用法：2H#　必筋：1　命中：-　威力：21　C値：⑫　追加D：-　価格：-　打撃武器
<爪>　用法：1H#　必筋：1　命中：-　威力：6　C値：⑪　追加D：-　価格：-　刃のついた武器

[動物変化]が強化されます。

6レベル：
[動物変化]とその解除を補助動作、および戦闘準備で行うことができるようになります。

11レベル：
[動物変化]で変身できる動物が鳥の場合、自身がすべての魔法を行使するさい、行使判定に「+1」のボーナス修正を得ます。
獣の場合、自身が魔法により発生させるすべての物理・魔法ダメージと、魔法による回復効果が「+1」されます。
海獣の場合、自身が魔法によりMPを消費するときに限り、消費MPが1点軽減されます。この効果で消費MPは0以下にはなりません（最低1点消費）。