タムワースという町で住んでいたナイトメアの少女
元の家族とは死別しており、タムワースでは義母と暮らしていた
元はドワーフの貴族の子供として生まれたが、ナイトメアとして生まれたせいもあり周囲から隠されて育てられていた
5歳の頃に襲撃に遭い、それから逃げるように現在義母となる女性と共に街を出て行った
1年間逃亡生活を続け、最終的にタムワースに居付く事になる
その際義母が重傷を負い、その罪悪感と本来子供が得ない経験を得たからか無理に大人ぶろうとする悪癖が幼少期からあった
数年後、生活も落ち着いた頃に改めて親と成って欲しい事を打ち明け義母となって貰った

初めの頃は角が隠せていたので気付かれる事は無かったが、
歳を重ねるうちに角も大きくなり、周囲に種族がバレる事になった
しかし幼少期から関わってきた友人達など様々な要因により本来のナイトメアの扱いのようにはならなかった
その結果、感性は通常の人族のそれに近しいものとなっていった

私塾に数年間通わせて貰っており、そこで貴族としての振舞い方を学んだ
貴族では無いが、そこで学べる社交や作法は今後に役立つと思い積極的に通い覚えていった
それに伴い、仕事で忙しくしている義母の為に幼少の頃から何が出来るか考えた結果、
家事を手伝うようになり、学んだ家事はそのまま自分の役割にしていった
結果、普段食べるような食事ならある程度作れるようになるし、掃除の仕方も覚えていく
タムワースに着いた頃から、絵を描くようになっていった
逃亡生活の事など、自分が見てきた事や体験した事を忘れないようにするためである
着いたばかりの頃は義母の治療があったりなどと手持ち無沙汰になってしまうことが多く、
友人となった者と遊ぶ事もあったが、それはそれとして絵を描いていた
数年続けていく内に趣味となり、今ではそれなりに絵師としての実力がついた

現在、ナイトメアとしての身分は要る事は知っている為、
また、今は此処で許されているとはいえ他己評価が気になってしまう自分自身が納得できるようにする為に、
冒険者となり名を上げて、それを手に入れようとユランアウルク聖竜国へ向かっていく事に決めた
種族を特に気にしないであろう此処は余計に都合が良かったのである

■アライメント　【中立・善】

中立：ルールや決まり、風習は大事であるが、それに固執され過ぎると困る
善　：他人からの理解が無ければ生きていけない事は知っているので払うべき敬意は払う

■背景
幼い頃に蛮族の襲撃で逃亡し義母と普通の子として暮らしていた元貴族
様々な要因から子供らしくない振る舞いをしようとしていたが、様々な友人達のお陰で凡そわかだまりは消え、
ナイトメアとしての身分を周囲から認めて貰う為に冒険者としての高ランクを求めた

■人格的特徴
気さくな性格で、ナイトメアにしては価値観等は普通の人族に極めて近い
他人に向ける悪意は自分に返ってくると思い、他人に優しくしていこうと心掛けている
勿論悪人や蛮族、魔神など人に害する者に対しては敵対する意思を持つ

■尊ぶもの
敬意と人々
穢れがあると否定された事もあるが、それを受け入れてくれた人も居る
他者を受け入れる事が出来る事が人であると信じている
勿論、全員が全員そう言う事が出来るとは思っても居ないが‥

■関わり深いもの
今居る家族と友人
自分を受け入れてくれて、共に居てくれている事がとても心地が良い
彼らが居るから自分も誰かにそうする事で、他の誰かに受け入れて貰える事を努力しようと思う

■弱味
他人からの評価を気にしてしまう
そのせいか人当たりが良い様に振舞う