▼生まれた環境：仙人のそば
▼幼少期の経験：聞きほれる美声　　▼１回目のハプニング：あちこち旅をし、知見を広げた
▼少年期の経験：書物と共に　　▼２回目のハプニング：秘宝のありかを示すアザや刺青がある
▼青年期の経験：自然と浮かぶ曲　　▼３回目のハプニング：何者かに命を狙われている
▼冒険に出た理由：まだ見ぬ世界を知るため　　▼信条：【肯定：欲望（所有･奪取）】【否定：友情（連帯・孤独）】
▼矜持/執着：ギャンブルの機会は見逃さない

　大型魔動機で大陸中を巡業する歌劇団『鉄道劇団白鳥座』の分座【サドル組】属の冒険者。
　元はアルフレイム大陸･ココロポッカの森のエルフの里で、仙人と呼ばれる御年400歳過ぎの両親の元で育ったエルフ兄弟の次男。
　大破局を乗り越えた両親の生業は物語と戦いを歌劇として伝える「役者」なのだが、その稼業を継ぐ気はなく成人直後に出奔。
　100年ほどしてふらっと故郷に戻ってのんべんだらりと過ごした後、何の心変わりか両親から改めて歌や伝承を学んで再び道楽放浪の旅に出た。
　最初の出奔や故郷では知る由もなかった「外の世界による変化」を刺激として味わいながら、歌って飲んで気楽に祈って、金に困れば炉端の物売りや商人として流浪生活を40年ほど続けていた所、妹が何やら出世して「鉄道劇団白鳥座」とやらを立ち上げているのを聞きつける。
　ほっぽってたナイトメアの妹が真面目に（いつの間にかポックリしてた）両親の稼業を継いだ事に興味を惹かれ、その分座に入団。
　手始めに「人造魔剣の塚と呼ばれるヴェルマンドの逸話を冒険者として持ち帰る」任を帯びてやってきた。

　森羅万象を愛するノンビリ屋でルーズで楽天家な一方、たまに突然の好奇心と気紛れで突拍子もない行動に出たりシビアな発言をしたりと、「いかにも」なエルフらしい性格。　ユルいエルフ訛りの方言がそれを助長する。
　基本的には酒と歌と交流と風流を嗜みながら日々を味わう事こそ生の妙とするが、その一方で（時代の移り変わりを見てきた長命種らしく）文明･技術･学問･闘争の進化や「命」に対しては鋭い関心を持ち、その探求と伝承に余念がない。
　総評として、ただの安楽椅子野郎ではなく一度スイッチが入れば一気呵成、という緩急の激しい優男。
　手足の筋を痛めているのでどんくさいが、戯れに学んだ術士の腕と人生経験で学んだ含蓄と手癖には定評あり。

衣55　食15　住22　楽94　酒84　色81