ナルシストかつ楽天家。自信家でもある。ギャンブルとお酒とたばこが大好き。おだてると割となんでもする。
わりと正義感が強いかもしれない

中肉中背、白髪に黄色い目、顔の上半分を隠す仮面をよくつけている。
常に自信たっぷりな微笑を口元に浮かべているが、根拠はない。

神の声を聴いたことがある(と信じている)
同じ夢を何度も見ている
物心ついた時には独りだった

英雄になるため


「昔の話を知りたい？あまり面白い話ではないけど……まあ酒の肴くらいにはなるか」
「僕の故郷は平たく言えばスラムでね、辺りにはボロ屋と魔動機のスクラップばかりがあって路地裏に入れば死体が転がっている愉快な場所だったよ」
「そんな場所だったからか物心つく頃には両親がいなくなってたし、物心ついてからは僕は立派なゴミあさりになってたわけさ」
「似たような境遇の子達と徒党を組んで……毎日ひたすらゴミを漁って……あの頃は生きるだけで必死だったね」
「ただそんな場所にも唯一の楽しみがあってね、ときどき、本当にときどき吟遊詩人が来てね、英雄の話を聞かせてくれたんだ」
「吟遊詩人の語る英雄譚に僕たちは圧倒されたし、夢中になった。仕事中はどんよりしてるみんなの眼がきらきら輝いていたのをよく覚えているとも」
「エルクは『太陽の英雄』が好きだったし、ヒートは『弓の勇者』、僕は……おっとすまない話がそれたね」
「もっとももう語ることはないんだけどね、あと流行り病で10人が5人になって、事故や怪我で3人に、殺されたりで生き残りが1人になったってだけさ」
「で生き残りは傭兵団に入ってしばらく経験を積んで、アンサインド所属の期待の新人冒険者になることができましたチャンチャンってね」
「つまらない話を聞かせてしまってすまなかったね……少し飲みすぎたみたいだ」