クリーム色のショートボブで若干癖っ毛気味。
瞳の色は朱色となっているが、それを拝めるのは一日の限られた時間だけである。
夜型の生活を極めた結果、日が昇っている間は薄目で過ごしていることが多いようだ。
また、中性的な顔立ちをしており、男性とも女性とも見ることができる。
笑うと八重歯が見えるのも特徴的かもしれない。

何をするにしても適当。ふらふらと毎日を生きる人生エンジョイ勢。
どんな時でもマイペースを保ち、他人に何か言われても気にしない。
嘘と冗談が好きで、人を揶揄う場面も多く見られる。

もともとはただの人間であり、一般人と変わらない普通の日常を過ごしていた。
その中で永遠を誓い合うような人もでき、今後も幸せな日々が続くと思われたが、大きな問題がひとつだけ残されていた。
それは、相手が不老種族であったこと――つまりは、"寿命"の問題である。
二人が同じ時を過ごすためには、自分が相手と同じ存在になる必要があった。
ギメイは悩みに悩んだ末、吸血鬼の血に手を出し、人の道から外れることを決意した。

数十年後、愛する者は事故でこの世を去ってしまったが、これまで歩んできた道を後悔することはなかった。
そう思えるくらいに、過ごしてきた日々は幸せなものだった。

そして現在、ギメイは放浪者として各地を転々とする日々を過ごしている。
愛した"アイツ"との想い出を噛みしめながら、"アイツ"の分まで長生きするために。

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