［剣の加護/運命変転］

小柄でオーバーサイズのコートを普段から愛用している。
典型的な「黙っていれば美人なのに」と言われるタイプの顔立ち。

ドーデン地方のキングスフォールでとある犯罪組織の影響で壊滅状態になった貧民街出身。
その際に現在は「ししょー」と呼ぶグラスランナーに拾われて放浪者としての技能や最低限生きていく術を学ぶ。
ラゴニアへは卒業訓練及びサバイバルとして師匠が勝手に3年契約を行い、送り込まれている。

得意料理はアップルパイとパンプキンパイ。
殆どの人を先輩と呼ぶ理由は自分に出来ることが少なく、他人から学ぶことが多いという考えから。
普段は人懐っこい大型犬のような性格だが戦闘時には言葉少なげで凛とした佇まいとなり、そのギャップは初めて見る人を困惑させることも多い。

育った環境から「かわいい」と言ってもらうことを望んでおりそういった振る舞いを心掛け、時には直接的に冗談交じりにかわいいをカツアゲする。
自分の名前が死兆星から取られている事は気にしておらず、むしろ縁起のいい名前であるために誇りに思っている。
ミドルネームのFはキングスフォールの貧民街に居た頃に持っていたライターに刻まれていた文字。
レインウォーカーの名は拾ってくれた師匠であるグラスランナーから貰い受けたもの。

アルコルは星の名前であり「死兆星」とされている。
しかし一般的な死兆星へのイメージとは違い、見えたら死の兆しが迫っているというわけではない。
アルコルの光が見えなくなった時がその者にとっての死の兆しが訪れる瞬間なのだ。
つまりどちらかと言えば彼女が居るという事は死の兆しが訪れないという縁起の良い様である。

いまは、ない。

PC名【アルコル・F・レインウォーカー】　種族【人間】　性別【女】
技能【フェンサーLv.2 / エンハンサーLv.1 / スカウトLv.1】
役割【前に出て剣振り回します】
URL【 https://ruromin.sakura.ne.jp/ytsheet2/sw2.5/?id=knDd2X 】
備考【特記事項無し】
先制「3」　魔物知識「なし」　回復「なし」

キングスフォール壁外の貧民街にある日捨てられる。
幼い少女が一人捨てられれば不幸な末路を辿ることが多いが、彼女は不幸の中で幸運に恵まれていた。
彼女を拾った人は「アルコル」という見えるだけで縁が良い名を与え、貧民街全体で育ててることにした。
地域全体で可愛がられムードメーカーとしての役割を果たすことで壁外の貧民街にしては治安が良いと言われるエリアとなり、それに合わせトライネヤ駅区からの人足の募集なども来るようになる、良い循環を担う偶像(アイドル)だった。

ある時キングスフォールにオニキスアイズと名乗る組織が参入し、平和な日々は終わりを告げた。
テメリオ神官によって貧民街は徐々に薬物汚染が進んでいった結果治安の良さや優しさは失われ、オニキスアイズが滅びるとほぼ同時に貧民街に住み続けることは出来なくなり同時期に高位の放浪者”小さな風”ポラリス・レインウォーカーの気まぐれにより拾われる。

ただ保護されて甘やかされ生かされるのではなく一人の個として自ら未来と道を選んで前に進めるよう、3年ほど鍛えられその卒業実地試験として遠く離れたラゴニアに派遣(ただし送迎はポラリスの用意したスカイシップだった)され今に至る。
貧民街に住んでいたころや記憶に無い両親の事、死んだ貧民街の仲間たちについては殆ど語らずに楽しい今と未来に目を向けている。