［剣の加護/運命変転］

小柄でオーバーサイズのコートを普段から愛用している。
典型的な「黙っていれば美人なのに」と言われるタイプの顔立ち。
肌の露出が少ない長袖の服を好んで着用する。
これには3つの大きな理由があり、1つは寒さが苦手な事、1つは野外活動に備えての事、そして最も大きい理由は左腕を盾のように扱い戦う癖がありそのために左腕に幾つかの傷跡があるためである。

ドーデン地方のキングスフォールでとある犯罪組織の影響で壊滅状態になった貧民街出身。
その際に現在は「ししょー」と呼ぶグラスランナーに拾われて放浪者としての技能や最低限生きていく術を学ぶ。
ラゴニアへは卒業訓練及びサバイバルとして師匠が勝手に3年契約を行い、送り込まれている。

彼女を簡潔に表現するなれば「ポンコツのアホの子ではらぺ娘の元気な大型犬」である。
得意料理はアップルパイとパンプキンパイ。
殆どの人を先輩と呼ぶ理由は自分に出来ることが少なく、他人から学ぶことが多いという考えから。
普段は人懐っこい大型犬のような性格だが戦闘時には言葉少なげで凛とした佇まいとなり、そのギャップは初めて見る人を困惑させることも多い。

育った環境から「かわいい」と言ってもらうことを望んでおりそういった振る舞いを心掛け、時には直接的に冗談交じりにかわいいをカツアゲする。
自分の名前が死兆星から取られている事は気にしておらず、むしろ縁起のいい名前であるために誇りに思っている。
ミドルネームのFはキングスフォールの貧民街に居た頃に持っていたライターに刻まれていた文字。基本的には名乗らない。
レインウォーカーの名は拾ってくれた師匠であるグラスランナーから貰い受けたもの。

[7キャップ追記]
実は寒さに滅法弱く、寝起きも良いとは言えず目覚めてからしばらくの間は寝具の中でもだもだとしている。
つい先日成人し楽しみにしていたお酒が解禁されたのだが……稀に見るほどに弱く酔いやすいためほとんど呑まないようにしている。酔ったアルコルは次々に酔い方が変わっていき旗から見ていればコロコロと変わる表情を楽しめるのではあるが……
ボディタッチに躊躇いは特にないタイプであり、よく信頼している人には頭を預けることもある(大抵は芝ドリルのようにぐりぐりする)。

「敵ならば排除する」「敵でなければ友好的に接する」
基本的な誰もがそうするであろう価値観だが彼女の場合はスイッチの切り替えが強く、数秒前まで談笑していた人物を敵と判断すれば即座に刃を向けることが出来、またその逆もしかりである。

戦うときの"スイッチ"が入っている状態は能面のように表情が落ちる事が多く、またその戦い方から戦いを好む人物と勘違いされやすいが年相応の乙女らしい部分を確かに持っている。
基本的にしっかりとかわいらしさを重視した化粧を忘れず、またお洒落な服にもあこがれを持っている。
腕の傷などや冒険者としての即応性を考え普段はそういった格好に積極的ではないだけである。

魔剣について。

傭兵　ベース：兵士

腕利きの冒険者に教育され、必要十分な訓練を行っています。
アルフヘイム大陸流の冒険者訓練ではなく、師事した人物がテラスティア大陸出身かつ自由を愛する気質のため冒険者の適正は低く、自らの信念信条欲求に基づいた行動を好む放浪者に近しい人物です。

偶像(かわいい)　ベース：歌手/踊り子

幼少期に貧民街の良心となるべく祀り上げられていた経験を持ちます。

料理人

冒険中にも美味しいものをたくさん食べるべくその腕を磨いています。
師匠のレシピブックを受け継いでおり林檎を用いた菓子類・料理にそこそこ精通しており、その他にも基本的な料理はレシピさえあれば十分再現が可能な腕前です。

アルコルは星の名前であり「死兆星」とされている。
しかし一般的な死兆星へのイメージとは違い、見えたら死の兆しが迫っているというわけではない。
アルコルの光が見えなくなった時がその者にとっての死の兆しが訪れる瞬間なのだ。
つまりどちらかと言えば彼女が居るという事は死の兆しが訪れないという縁起の良い様である。

いまは、ない。

PC名【アルコル・F・レインウォーカー】　種族【人間】　性別【女】
技能【フェンサーLv.7 / スカウトLv.7 / エンハンサーLv.7 / レンジャーLv.3 / アルケミストLv.1】
役割【先制取って前に出て剣を振るBot】
URL【 https://ruromin.sakura.ne.jp/ytsheet2/sw2.5/?id=knDd2X 】
備考【かわいいと言え。なんと剝ぎ取り+2】
先制「11」　魔物知識「なし」　回復「なし」

キングスフォール壁外の貧民街にある日捨てられる。
幼い少女が一人捨てられれば不幸な末路を辿ることが多いが、彼女は不幸の中で幸運に恵まれていた。
彼女を拾った人は「アルコル」という見えるだけで縁が良い名を与え、貧民街全体で育ててることにした。
地域全体で可愛がられムードメーカーとしての役割を果たすことで壁外の貧民街にしては治安が良いと言われるエリアとなり、それに合わせトライネヤ駅区からの人足の募集なども来るようになる、良い循環を担う偶像(アイドル)だった。

ある時キングスフォールにオニキスアイズと名乗る組織が参入し、平和な日々は終わりを告げた。
テメリオ神官によって貧民街は徐々に薬物汚染が進んでいった結果治安の良さや優しさは失われ、オニキスアイズが滅びるとほぼ同時に貧民街に住み続けることは出来なくなり同時期に高位の放浪者”小さな風”ポラリス・レインウォーカーの気まぐれにより拾われる。

ただ保護されて甘やかされ生かされるのではなく一人の個として自ら未来と道を選んで前に進めるよう、3年ほど鍛えられその卒業実地試験として遠く離れたラゴニアに派遣(ただし送迎はポラリスの用意したスカイシップだった)され今に至る。
貧民街に住んでいたころや記憶に無い両親の事、死んだ貧民街の仲間たちについては殆ど語らずに楽しい今と未来に目を向けている。

"小さき風"ポラリス・レインウォーカー
3年ほど前にキングスフォールに現れて活動していた高ランクの放浪者。
元テラスティア大陸の最高位に近い冒険者であり当時の称号は”極星”
パーティメンバーと様々な理由で別れ（死別を含む）た後にアルフヘイム大陸へと渡り、放浪者として風と気の向くまま活動している。
種族はグラスランナー。白髪赤目で濃い褐色肌とそれを見せるような露出の大きい恰好を好む。
性格は楽観的かつ刹那的。自らの欲求に素直で実に子供らしい一面が主だが依頼の際は一変して大人びた仕事人といった雰囲気へと変貌する、良くも悪くもオンオフのはっきりした人物。
多数の魔剣を扱う剣士であり、主に空間を制御する力に長けた魔剣を好んで扱う様子。
また大の林檎好きでありレインウォーカーの名を冠する品種の林檎を冒険者活動で得た莫大な資産を用いて育て上げ、テラスティア大陸・アルフヘイム大陸の一部に流通させている。
主に林檎酒として加工された姿を見るものが多いが、菓子類への加工にも向く。