「あたしはルミナ！ いつか｜英雄《ヒーロー》になる女だ！ よろしく頼むぜ！」


白髪、赤目のダークドワーフ。
竜騎士学校所属の〈聖竜のしっぽ亭〉冒険者。
快活かつ物怖じしない性格。コミュ力高めでずいずい来る。
空気が読めなかったり知識がないわけではなく、学校の成績は平均すると上のほう。
興味のあるものにのめり込むタイプではあるので成績にばらつきはあるものの、落第点はなく、
全体平均点が60点としたら一番下が50点、上が90点、平均75点といった感じ。
また、独学でさまざまな戦法を研究している。
食べ歩き、ショッピング、アウトドア趣味のほか、テーブルゲームも嗜む。
1人が嫌いというわけではなく、小説も好きで、大図書館にも頻繁に通う。お気に入りは冒険小説系。

物心ついた頃にはユランアウルクにおり、親がどこにいるかは不明。
少しだけ覚えている記憶には、誰か大切な人を失った感覚があり、
そのままユランアウルクで育つにつれ、何も失わせず、人を安心させる存在──『英雄』を目指すに至った。

「何が知りたいんだ？ オススメのお店か？ 本か？ ゲームか？ なーんでも聞いてくれていいぞ！」

「見たまんまのダークドワーフだ。特段珍しいモンでも……いや、そういやダードワ自体珍しいのか……」
「あたしは全然、そんなの気にしたことないけどな。観光客はそれよりドラゴンとかに目が行ってるし」

金属のような光沢のある長い白髪を後ろで2つに束ねている。
瞳は大きく赤色で、身長はほぼ平均身長（わずかに小さい）とダークドワーフの特徴から離れていない。
肌も色白。

基本的には軽装を好み、竜騎士学校に通う際やその帰りなどは学生服でいることも。
冒険中は〈バルザック鍛冶工房〉特注の、身体にフィットしたアーマーを着込む。
内側に鉄板が仕込まれており、見た目以上に重いものだが、ダークドワーフの筋力で軽々と着用する。

服やアクセサリの形状にはこだわりがあり、『カッコイイもの（本人基準）』を揃えがち。
しかしスカートやピンクのバッグなど女子的なものも人並みに好きで、男装している（したい）というわけではない。

「よし、あたし達で全部解決するぞ！ 困っている人は放っておけないもんな！」
「なんだよ～何見てんだよ～あたしにも見せろよ～ぐいぐい」


『英雄』を目指すだけあって依頼解決には積極的。
依頼最優先というわけでもなく柔軟な思考を持っているが、戦いに関しては比較的ドライで
いざという時に何かを切り捨てることは躊躇わない。
その切り捨て対象に『自分』を入れてはいるが、あくまでも最後の手段で、仲間全員で生還することを求める。

友人と遊んだり一緒に過ごすことを好むが、その距離が男女問わず無意識に近い。
本人があまり機敏を理解していないこと、そもそもの趣味が広く男女問わず仲良くなれてしまうことが原因。

ユランアウルク各所の観光名所には精通しており、また｜復元師《リペアラー》技能も持っている。
これは『巨大魔動機ってロマンだよな！』という思考からちょっとのめり込んでしまった結果習得したもの。
他にも小説に描かれているような"ロマン"には目がなく、未知の遺跡の探索にはテンションが上がる。

「本当に助けたいものとか、守りたいものがあるなら、何かを切り捨てる覚悟もいると思う」
「あたしは『英雄』になりたいんじゃない──『英雄』を目指すことで、何か見えるものがあるんじゃないかって──」

「任せろ！ 守ったり攻めたりなんかしたりするぞ！」
「具体的には盾とか鎧で弾いて隙を作って叩く！ シンプルに強い！」

味方を守りながらも攻撃をおろそかにしない、攻守一体の戦い方を好む。
竜騎士学校での訓練のほか、いくつかの流派の組み合わせによって新しい戦い方を編み出そうとしている。
＊最近では瞬発力や敏捷度の高さから、受け流しではなく回避を念頭に置いた戦法も習得した。

「学生の本分は勉強だからな。それなりには……まあたまにメンドーになることもあるけど……やってる、うん」
「国の案内なら任せてくれ！ 色んな場所を回らせてやるからな！」