【メルクス翻弄戦技法】
- 入門条件
- 50名誉点
150年程前、タミール山脈付近を根城としていた人間の武闘家であるメルクス・リーチェが考案した流派です。
メルクスは生まれつき力が弱く、当時師として教えを乞うていた師匠の攻めに重きを置く闘い方が出来ずにいました。
そんな中、教えに従えず失意に暮れるメルクスはとあるウルフの群れを目撃します。
群れは大きなグリズリーに追いかけるられており、もうすぐ追いつかれるという絶体絶命の状態。
メルクスも自然の摂理と目を伏せようとしました。その時、群れの中から1匹の小さな狼が飛び出し、グリズリーの目の前に躍り出て行ったのです。態とらしく体を大きく動かし攻撃を誘いよけ、最後には視界を奪って追走をしのぎきり群れへと帰っていきました。
この行動にメルクスは感銘を受け、力のない自分にも未来がある事を確信した後、師の元から離れ独自の技術を生み出す事に成功します。
メルクス本人はその後、メルクス翻弄戦技法の開祖として、力がなくとも戦場に立ちたいという者達に技を授け続けていき、連合軍の戦況が激しくなった際に数名の門下生と共に連合軍へ参戦、幾度の危機をその技術により掬い上げ続けた後に蛮族の手により最期を迎えました。
メルクスが生み出した力無き者の為の技は、残された門下生により絶やさず受け継がれており、ユランアウルク聖龍国に住まうエルフやメリアを中心に、今も尚伝えられ続けています。
流派装備
秘伝
《苛立ちのエンブレーマ/錯綜のエンブレーマ》
- 必要名誉点
- 20/30
- タイプ
- 《囮攻撃Ⅰ》/《囮攻撃Ⅱ》変化型
- 前提
- なし/《苛立ちのエンブレーマ》
- 限定条件
- なし
- 使用
- ー
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 命中判定-2、ダメージ+2、回避された時敵の行使判定-1 /命中判定-2、ダメージ+6、回避された時敵の行使判定-2
- 効果
当たればよし、当たらねば相手の思考を乱す目的でハチャメチャな動きの攻撃を行います。
近接攻撃を行う時に宣言し、その1回の攻撃に有効です。複数を同時に攻撃する場合には宣言できません。
命中判定には-2のペナルティを受けますが命中時にはダメージが+2されます。宣言を行った攻撃が回避された時は、その敵は以降10秒(1ラウンド)の間、行使判定に-1のペナルティ修正を受けます。この効果は-4まで蓄積しますが、1度行使判定を行った後に効果は消滅します。
また、【錯綜のエンブレーマ】では、ダメージ増加量が+6となり、行使へのペナルティが-2となります。
《灰被りの拳/泥濘被りの拳》
- 必要名誉点
- 20/30
- タイプ
- 《鎧貫きⅠ》/《鎧貫きⅡ》変化型
- 前提
- なし/《灰被りの拳》
- 限定条件
- 〈パンチ〉または〈パンチ〉を強化する武器
- 使用
- グラップラー技能
- 適用
- 1回の近接攻撃
- リスク
- なし
- 概要
- 盲目を与える。命中力-3
- 効果
〈パンチ〉または〈パンチを強化する武器〉で敵の目を狙って攻撃します。命中力判定に-3のペナルティ修正を受けます。
この秘伝による攻撃はクリティカルに対するあらゆる耐性を無視します。また、この攻撃によってクリティカルが発生した場合、防護点を半減しつつダメージを与えると同時に、その目の1つから視力を奪います。この効果は「知覚:機械」または「知覚:五感」であるものにのみ有効です。
対象は自身の半数以上の目の視力を奪われたら全ての行動判定に-2のペナルティ修正を受けます。すべての視力を奪われたら、盲目になります。
目潰しを受けたものは、自身の主動作を1回使用して目を拭うか、神聖魔法【キュア・ブラインドネス】などの効果を受ける事で視力を回復できます。これらは1度の効果の適用で、すべての目の視力を回復させます。
対象が複数の部位を持つキャラクターの場合、目を持つ部位に命中させることで効果を発揮できます。目を持たない部位への攻撃において、この秘伝を宣言することはできません。
【泥濘被りの拳】はクリティカルが発生した場合、対象の防護点が「0」として扱われます。
《はみ出し者の知恵》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 【灰被りの拳】or【苛立ちのエンブレーマ】
- 限定条件
- なし
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- -
- 概要
- 軽業判定と蛮族への魔物知識判定に+1の補正を得る
- 効果
この秘伝の習得者は、以下の判定に+1の補正を得ます。
・軽業判定
・分類が「蛮族」の対象への魔物知識判定