奈落の力を眼に宿した男。
アビスボーンであることは、親しい人間以外には隠している。
両親は共に冒険者で、料理上手なキルヒア神官の父と、狩人の母を持つ。
生まれた時から右目に奈落の呪いを受けており、高い狙撃能力と引き換えに、度々マナを吸収される脱力感に苦しんでいる。

父はフトゥールスの呪いを解く方法を探すべく長らく家を空け、その後消息不明と聞かされる。
しかし死亡したと思っていた父が、かつて自身が生まれた魔域の攻略を続けていると知り、
魔域攻略のためハーヴェスに或る「始まりの短剣亭」へとやって来た。

「さぁて、狩りの時間だ。……俺の眼からは、逃げられねぇぜ」
「チッ……、呪いの代償はタダじゃねぇってワケか……っ」
「……親父、俺は此処に居るぞ」

経歴表

「親父もお袋も冒険者でな。同じパーティーだったみてぇだ。
　魔域攻略中にやることやって、身籠って……生まれたのが呪い持ちの俺ってワケさ」

「親父はお袋と幼い俺を遺して、俺に掛けられた呪いを解くための方法を探しに魔域へ行っちまった。
　……とうの昔に連絡も途絶えちまったよ」

「お袋も親父と一緒に魔域へ行きたかったみてぇだが、ガキだった俺が世間から受ける差別を考えて、
　田舎でお袋と暮らすように親父が頼み込んだみてぇだ。……そのことを知ったのは、つい最近さ」

冒険に出た理由

「既に死んじまったと思ってた親父だが、神殿に送られて来た荷物の中に、親父の筆跡のレシピ本と、
　近況を記したお袋宛ての手紙を見つけちまってな……」
「お袋を問い詰めて、本当のことを知ったってワケさ。滑稽な話だろ？」

持ち物

「親父を探すって決めた時、お袋が寄越してくれた品だ。
　一品物の対になってるネックレスで、指輪の代わりなんだとよ。……俺達家族を繋ぐ代物だ」

「親父が魔域を攻略してる時に記したモンだ。普通じゃお目に掛かれない珍しい食材ばっかだぜ」



「……此処まで読むなんざ、お前さん本当に物好きな奴だな」
「俺は親父を探しに、魔域を攻略するために此処まで来た。……食材の魔物が気になるっつーのもホントのとこだがな」
「……もし俺に力を貸してくれるなら、共に魔域を攻略して欲しい」
＞共に魔域へと向かう　フラグ未成立