ゆとシートⅡ for SW2.5 in 流浪の民

フェリオデウス・アルケナス

プレイヤー:瓶底眼鏡

僕は一刻も早く実績を上げて学園に戻らないといけないんだよ。こんな村興味ないね」

種族
エルフ
年齢
14
性別
種族特徴
[暗視][剣の加護/優しき水]
生まれ
魔術師
信仰
ランク
グレートソード
穢れ
0
10
3
13
2
2
1
8
10
11
成長
1
成長
0
成長
5
成長
3
成長
3
成長
4
器用度
13
敏捷度
12
筋力
9
生命力
14
知力
26
精神力
28
増強
増強
増強
増強
増強
2
増強
器用度
2
敏捷度
2
筋力
1
生命力
2
知力
4
精神力
4
生命抵抗
8
精神抵抗
10
HP
32+2=34
MP
61+2=63
冒険者レベル
6

経験点

使用
24,000
残り
800
総計
24,800

技能

ソーサラー
6
セージ
6
コンジャラー
5

一般技能

貴族
7

戦闘特技

  • 《魔法拡大/数》
  • 《魔法拡大すべて》
  • 《魔法収束》
  • 《鋭い目》

秘伝

  • 《リミットオーバー》
  • 《ストリームマジック》
  • 《戦域魔導術アンナマリーア》
  • 《戦域魔導術ベロニカ》
  • 《戦域魔導術トルクワート》

練技/呪歌/騎芸/賦術

  • なし

判定パッケージ

セージ技能レベル6 知識 10
魔物知識
10
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
12 m
全力移動
36 m

言語

会話読文
交易共通語
エルフ語
魔法文明語
汎用蛮族語
ドラゴン語
神紀文明語
魔神語
リカント語

魔法

魔力行使
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
ソーサラー技能レベル6 真語魔法 11 11 +0 知力+2
コンジャラー技能レベル5 操霊魔法 10 10 +0 知力+2
ウィザード最大魔法レベル5 深智魔法 11 11 +0 知力+2
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
測量のワンド 1H 0 0 非武器 専用化(魔法の発動体)
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
技能なし 9 0
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
クロースアーマー 2
合計: すべて 0 2
装飾品 専用 効果
深々とした叡智のとんがり帽子 魔物知識判定+2
逃さずの眼鏡 ✔MP
相互フォローの耳飾り
ロッセリーニの調声器
右手 叡智の指輪
左手 叡智の指輪
勇者の証(心) ✔HP
叡智の腕輪
所持金
11,678 G
預金/借金
0 G / 0 G

所持品

雑貨・食料類

保存食一週間分*2
保存食五日分
保存食一週間分(新鮮組)
冒険者セット
食器セット
着替えセット
迅速の火縄壺
よく切れるナイフ
真っ平らの手鏡
手鏡
礼服、制服
ふかふかの防寒着
羽根ペン
軽い羽根ペン
インク
白紙の本*2
サム・ファントムの本(第一巻)
ぬいぐるみ*3

武器、防具

イフリートの髭
メイジスタッフ
クロースアーマー

装飾品

深々とした叡智のとんがり帽子
相互フォローの耳飾り
ロッセリーニの調声器
叡智の指輪*2
叡智の腕輪
魔法の発動体
勇者の証(心)
逃さずの眼鏡

冒険道具類

測量のワンド
ロッセリーニの魔導筆

マナチャージクリスタル(5点)

冒険道具類(消耗品)

魔晶石10点(買取)
魔晶石15点(買取)

魔香草*5

アウェイクポーション
スパークリングサラダ
マナクイックチャージゼリー

ロッセリーニの印形絵具

月光の魔符Ⅰ*1
月光の魔符Ⅱ*1
陽光の魔符Ⅰ*1
陽光の魔符Ⅱ*1

ゴーレム用アイテム

魔化された樫の枝
魔化された粘土
柘榴石の活力(小)
黒曜石の盾(小)
血肉の赤鉄(小)
琥珀の目(小)

名誉点
400
ランク
グレートソード

名誉アイテム

点数
冒険者ランク200
秘伝100
魔法学園魔法行使学派参加50
魔法の発動体専用化100
深々とした叡智のとんがり帽子0
迅速の火縄壺0
よく切れるナイフ0
まっ平らの手鏡0
ふかふかの防寒着0
軽い羽根ペン0
古モルガナンシン王国式戦域魔導術入門50
ロッセリーニの魔導筆0
ロッセリーニの調声器0
測量のワンド専用化(発動体)100

容姿・経歴・その他メモ

 ユーシズ魔導公国出身のエルフの少年です。
当国家における有力な貴族の血筋に生まれ、魔法学園『七色のマナ』の生徒として真語魔法を修めていたものの、現在は『現地実習』の名目により強制的にラゴニアの復興支援団に参加させられています。
 当人はそれを不満に感じており、常々「早くこんな辺鄙な田舎から帰って魔術を修めたい」と愚痴を吐いていますが、生来の生真面目な性格からか依頼や仕事そのものに対しては(肉体労働でなければ)露骨に拒絶を示すことは少ないです。
 長命種のエルフかつまだ成人前ながら妙に生き急いでいるきらいがあり、魔法学園では生徒や教師などとトラブルを起こす事も珍しくありませんでした。その原因は、学園での噂によれば家系に伝わる魔法を継承する才能がないためである、とささやかれています。

一般技能

貴族Lv7

容姿

 身長:145~149cmくらい 誕生日:2月20日 家族からの愛称:フェディ
 湿った海藻を思わせる深い青色の髪をした少年。身長が低くやせ気味、童顔なこともあって実年齢より幼く見られがち。魔導学園の生徒の証であるローブとリボンを常に身に着けている。

ファミリア

 蛙のファミリアを連れている。

人間関係

フェルマータ・オリオール⇒https://ruromin.sakura.ne.jp/ytsheet2/sw2.5/?id=jndrjP
 …彼女。契約恋愛であり、本心からの恋愛感情はない。と思っていたが……。

経歴

ユーシズ魔導公国において、大破局を現魔導公ヴァンデルケン・マグヌスと共に生き残ったアルケナス家の末裔として生を受ける。
アルケナス家は魔法文明時代よりイスカイアから流れてきた一族であり、魔動機文明より失伝されたとされる秘奥魔術の継承・保全・復刻に携わっているものの、没落の一途をたどり、現在では土地を持たない零細貴族になりかかっている。
 そんな折において稀有な魔法の才覚を持って誕生したのがフェリオデウスであった。
一族の期待を一身に受け幼い頃より魔術の教育を受け、『エリート』として増長したまま魔法学園に入学した彼であったが、直に肝心の秘奥魔法に対する適性を持ち合わせていないことが判明してしまう。
 自分の存在意義を失ったことで彼は大いに荒れ、学園でも人間関係トラブルを起こすようになり、そんな姿を見かねた教師陣が、国の外の世界を見せるという意味合いを込めて復興支援団に参加させたことで、ラゴニアにやってくる事となった。
 しかし未だに家の考えに縛られている若い少年は、『学園から疎まれ厄介払いされた』と思い、よりその心を暗く沈めてしまっている。

経歴表:大ゲンカしたことがある、憧れる冒険者がいる、過去に仕えた主がいた
冒険に出た理由:見聞を広めるため

依頼申請用メモ

「僕はフェリオデウス・アルケナス。見ての通り、ユーシズ魔導公国・魔法学園『七色のマナ』の学生だ」
「僕には僕の事情があるんだ、そんなことに構っていられるか」
「ここは本当に最悪だ、暑いし、臭いし、虫も出るし! 図書館どころかろくに資料館もないのに、どうやって魔術の見聞を深めろって言うんだよ……!」


PC名【フェリオデウス】 種族【エルフ】 性別【男】
技能【ソーサラーLv6/コンジャラーLv5/セージLv6】
役割【魔法火力】【壁役ゴーレムあり】
URL【https://ruromin.sakura.ne.jp/ytsheet2/sw2.5/?id=lSySY7 】
参考数値【HP:34/ MP:63/防護点:2/ 魔法行使:真語・深智11、操霊10/ 生命精神抵抗:8,10/魔物知識:12】

履歴

レポート用の手記より

Lv2キャップ

#1【Daily Worker】
 最悪だ。こっちに来させられて早々に汗くさくて埃っぽい現場労働に回された。こんな作業の何が魔術の研鑽に繋がるんだ。
幸い筋力バカの蛮族女のヒメや、頭グラスランナーのグラスランナー女のアルルペルルや、そこそこ役立つルーンフォーク女のへカテリーナや、馴れ馴れしい人間の女のトリアなんかのメンバーが思ったより役に立ったから、木を切るなんて重労働に従事せずに済んだけど。というか力仕事なのになんで僕以外女しか集まってないんだよ、僕は勿論そっち方面じゃ役に立たないし。
 やっと仕事が一段落ついてお昼かと思ったら、出されたのは生魚。自分で焼かなきゃいけないとかふざけてる。料理なんてやったことないんだからうまく焼けるわけないだろ、まぁ僕以外も似たか寄ったかだったし魚焼くのが難しいんだな。
 そのまま午後の仕事に移るかと思ったら依頼人がゴブリンに襲われて戦う羽目になった。
 実戦なんか初めてだったから焦ったけど、なんとか習った通りに魔法を使って戦えてよかった。これに関しては、皆が前に出て壁になってくれたり、励ましてくれたおかげというのはあると思ってるから、そこは感謝してる。
 なんかまた明日もやりたいとか言ってたけど、あんな重労働自ら望んでなんて正気じゃない。皆労働に頭をやられてるんだ。
 ……単位の為とか、教授から出ろって命令されたら、その時は僕も参加は避けられないけどさ。

#2【ぜんしん!よんほんあし?】
 今回はジョーランド氏たってのご指名で森の警邏に行く羽目になった。今回のメンバーは、酒飲みアルヴのレイジ、ルナール女のコハク、前回あったのとは別の蛮族女のシノノメ、それと人間の女……トリアとはこれで顔を合わせるのは二回目だ。
 蛮族女は一度行ったことのある森だったらしいが、剣技の練習だとかで自分から落とし穴にはまっていた。蛮族はやっぱり訳が分からない。
 酔っ払いは真面目なんだか不真面目なんだかよくわからなかったが、自分の役目を果たしていた以上は言うことはない、結果が全てだ。
 途中で資金になる木の実があるからトリアが登って取りに行ったが、その時に不当に揶揄われた。ユーシズ貴族の紳士が子女のスカートの中なんて覗いて喜ぶもんか。
 ルナール女は比較的まともに感じたけど、たまに妙なことを真に受けてる節があって怪しい。まともな側であってほしいけど……というか今回も僕しかパーティに男がいなかったんだが。どうなってるんだよ。
 結局ジョーランド氏が話していた怪しい影というのの正体は大きな山猫で、こちらに危害を加えるようだったので全部駆除した。気持ち悪くはあるけど人型や知性のある魔物を相手にするよりはよっぽどいい。
 最初はとにかく嚙み合わない感じがあったが、戦闘の時には連携をとって個々の役目を果たし危なげなく立ち回れるくらいには慣れていたと思う。良い働きをしたものは労わなければいけないから、一応一言だけ添えておいた。
 森に入るのは嫌だが、これくらいで済むならまぁ、力仕事よりはマシとは言えるかもな。

#3【トラブル】
 依頼という形式じゃないから報告義務もないんだけど、一応それなりに大事だったので記録しておく。
 その日の夜は砂漠の方(ラージャハ辺りか?)から来たっていう劇団のせいで騒がしくて勉学に集中できなかった。
 仕方ないから降りて一服することにしたけど、へカテリーナが働いていて美味しい紅茶を淹れて貰えたし、アップルパイも一切れ頂けたのは良かった。ククルという人間の女とも知り合いになった……随分腕が立つ様子だったけど冒険者じゃないらしかったが何者なんだろう。
 問題はその後で、サム・ファントムとかいう不審な……人?わからないけど不審存在が騒ぎ立てるし、人間の女の知り合いのイルモとかいうちゃらちゃらしたエルフの男に絡まれた。同じエルフとしてああいうのは恥ずかしく思う。
 で、劇団の興行が終わってようやく静かになると思ったら、エルフ男と人間の女が嫌な気配を感じるとか言い始めて、それに反応した不審存在のせいでなぜかこいつらと僕まで巻き込まれてサインをもらいに踊り子をストーキングする羽目になった。
 結局踊り子は無事で裏路地で踊りの練習をやってたんだけど、そこに本当に人さらいが現れて僕まで狙われたから撃退するしかなくなった。でもびっくりしたな、あの踊り子……アシュリーって奴が女の子じゃなくて男だったなんて。それにしてもあのランプから出てきた魔神みたいなやつは何だったんだろうか。もしアレが何かしらの魔法的な存在なら、確かにそこから魔術の見聞を深めるにはつながりうるのかもな。まぁ、もう一度会う事があるとも思えないけど。

#4【野球チームのメンバー集め】
 今回は必修科目とか、教師から指示があったわけじゃない……まさか、僕が自分から進んで依頼を受けるような事があるなんてな。
 メンバーは、鎧女のジョナントカ……ジョナ、デーモンルーラー女のデラニー、鳥女のヘルミナ……それと、生意気女のリリ。モーリスって奴の依頼でラゴニアの野球球団設立のためのメンバー集めだ。
 まぁ、野球と言えば叔父さんたちの間で話題をさらってならない有名なスポーツだし、人数集め自体は簡単に済んだ。済んだったら済んだ。斧を持ち上げられなかった事なんて知るか。
 勿論有力選手候補のクオン・ルースって奴だってばっちりスカウトできた。ただ、その後狼の群れに襲われるアクシデントはあった。
 僕が大活躍したのは言うまでもない事として、鎧女の指示は的確だったし、鳥女の戦いぶりは見事なものだった。クオン・ルースが野球ボールを武器にして戦うのは少し驚いたが、問題は後二人だ。
 デーモンルーラー女がデーモンルーラーとわかったのがこの時で、何かにとりつかれているようだったし……生意気女は、ナイトメア、つまり蛮族だった。
 そう気づいた後も思わず普通に接しちゃったけど……僕が殺したゴブリンとかの仲間なんだよな。何だろう、あまり考えたくないな、やめよう。
 ともあれ、依頼自体は上手く行った。確実に入団希望者は20人を超えたし、後はモーリスが練習場所を確保したりしていくだろう。
 そうだ、確か球団名が決まったんだっけな。名前は確か……ラゴニアドラゴンズ、だったっけ。行って欲しいな、甲子園。

#5【ヘンリー・ジョーンズの冒険#01-鉄腕王の迷宮- 夜再演】
 ここに来て初めてまともな『依頼』というものを受けた気がする、とはいっても特殊な事情の込み合ったものではあったけど。
 依頼人はアーサー・ジョーンズ氏、依頼内容は息子のヘンリー・ジョーンズ氏の護衛。メンバーは僕に加えアシュリーの総勢二名。
 護衛と言ってもヘンリー氏の方が僕らよりはるかに実力が上で、実際は彼に内部を案内してもらう楽な依頼だと思ったがなんでもヘンリー氏が家督を継がずに済むようにするための策謀だったらしい。
 まぁ、よその貴族の事情に深入りする気はないからそこはそれとして、安全の確保された遺跡の中を探索するというのはとても実践的で良い経験になった。単位も出るしな。
 やたら重いオブジェを運ばされたのと、最後の遺跡の崩壊さえなければ最高の依頼だったんだけどなぁ……。
 ともあれ、家業を継ぎたかった僕と、どうしても家督を継ぎたくないヘンリー氏。世界はひどいよな、よくもまぁこういう歯車の噛み合わない人生を与えてくるものだ。
 あと、アシュリーは本当に自分の外見について自覚したほうが良いと思う。適度に常識もあっていい奴だが、そこだけはどうにも危なっかしくていけない……本当にあいつが男でよかったよ。
 ともあれ、結局依頼を出した真の目的は果たせなかったものの、めげずに類似の依頼を出すつもりらしいから、その時はいかせてもらうつもりでいる。
 ヘンリー氏は、あんなに抜けていてダメな所も多い人だが……不思議と、尊敬したいような気持ちもあるんだ。冒険者になる気はないけどね。

#6【雑誌作成のお手伝い】
 成績の為に楽な依頼を……と思って受けたが、今から思うとこれをレポートにまとめて報告するのもどうなのかという依頼だった。
 依頼人はエイとかいう怪しい新聞記者、依頼内容はZ級もいい所の適当な噂話をでっちあげてラゴニアにホラースポットを作ること。
 依頼を受けたのはナイトメアのフォルテストラ、人間のオウル、猫……アダンダラのライヴァ、ルナールのコハク、ハルヴドラケンのライン、そして僕の6名。
 4カ所のそれっぽいが何もないスポットを巡って記事を書いた……本当にやったのはそれだけだ。だって何もなかったし。
 ただ、依頼を終えて帰ろうというときに妙なアンデッドに絡まれた。何が妙だったかは言いたくない。依頼後に皆エビフライを食べたいと思っていたという事だけ補足しておく。
 ただ……なんだろうな。あの日は寝る前に妙な寒気を感じた気がする。気のせいだろうけど……。

Lv3キャップ

#1【暗夜行路】
 ジョーランド氏直々の指名により、アンデッドの巣になっているという近隣の村の調査に向かうこととなった。
 メンバーは僕以外は全員人間で、妖精魔法使いのスノウ、軽戦士のアルコル、銃使いのククル。ククルとはこれで二度目になる。それと同行者が一人、ユースティアという名の酔っ払いだ。
 村はユースティア氏の故郷で、彼女の案内で片道60km以上もある道を往復1週間かけて向かう羽目になった。60kmといえばラゴニアからユーシズの距離になるんだが、それってもう『近隣』のカテゴリじゃないだろ。
 それはそれとして、道中はユースティア氏のウザ絡みに悩まされることになった。酒飲みはアレだから苦手なんだ。あと彼女は盲目だったが、それは僕がなんら気にしたり、干渉するべきようなことじゃないだろう。人の事情に気軽に首を突っ込むのは分別のついた貴族のやることじゃない。
 スノウは素直なやつで助かったが、ククルはちょいちょい闇がちらついて怖いし、アルコルは戦闘以外考えなしのくせに戦闘がかかわると途端にキレたナイフみたいになる。とはいえ冒険者とか放浪者とかは手を汚すのをいとわない荒くれの方が向いてると言われたら、まぁそれはそうだろう、この業界では僕が異端なんだ。
 ともかく、村にたどり着いたわけだけど得体のしれない青い花が咲いていた。その正体はのちにわかるわけだが、ひと先ずは村のアンデッドたちの殲滅から開始。昼は特に危なげなく狩れた(殺しに慣れているメンバーがいたからだろう)が、夜になってから胸に例の青い花を抱えた屍人が仲間を引き連れて襲ってきた。その少女がユースティア氏の妹だったというのは、まぁ余談だろう。
 ともあれ彼女らを倒しその花を調べさせてもらうと、それがアンデッド騒ぎを引き起こした元凶らしかったことが判明。ユースティア氏の提言もあって現場の状況判断で村ごと花を焼き払うこととなった。
 ……あのような花でもう二度と死者の尊厳が損なわれないことを願う。彼らの魂が、始祖神ライフォスの名のもとにルミエルのもとへ召され、再びラクシアの地に降りたときは良き生に恵まれますように。

#2【商人団の護衛】
 取り返しのつかないことをしてしまうところだった。
 今回も、ジョーランド氏からの依頼だった。その内容自体はラゴニアからクェレブレへ販路を開きたい商人団を護衛する
というもので、メンバーは全身鎧のジョナと、回転刃剣使いソレイユのドラセナ。ジョナはこれで2度目になるが、ドラセナは笑顔を浮かべたままその剣で人の肉を削るなかなかヤバい奴だった、悪いやつではないんだろうが……。
 まず、依頼に行く前にジョーランド氏の一存でラゴニアの竜巫女メイ・アロストの顔を見て行くことになった。人族の村の象徴がハルヴドラケンというのは……思うところはあるが、害がない以上は気にはしない事とする。彼女と邂逅する際にちょっとしたアクシデントはあったが、会っただけで特筆すべき内容は特になかったといえるだろう。
 さて、依頼そのものは順当に進んだ、積み荷が龍脈石というラゴニアの特産品だったことが分かったくらいだ。問題はクェレブレについてからだ。
 自由時間中、謎の少女が匿ってくれとドラセナにタックルしてきて、それを不審者からかばった。それから落ち着く間もなく露店通りで暴動が起きて、その騒ぎの主が護衛した商人たちだったんだ。
 やむなく僕らは暴動を抑えるため彼らと交戦したんだが……この時、僕は魔法の制御を誤り、一人を殺しかけてしまった。
 僕はひどく取り乱して、戦闘中にもかかわらずその人の傷を治そうとすっかり取り乱してしまって、あとのことはすべて二人に任せてしまった。商人はなんとか息を吹き返してくれたけれど、とにかく僕の未熟さが招いた事態だった。もう二度とこうはならないようにする。
 戦闘が終わったら、かばった少女は書置きを残して自分がいたというクェレブレの観測所へ戻っていった。
 何か訳ありでメイ・アロストに会いたがっていたみたいだったけど、名前くらいは聞いておいてやればよかっただろうか。

#3【野球場を作るから手伝って!】
 この前に設立されたラゴニア・ドラゴンズの野球場の設営を手伝うことになった。依頼メンバーは僕のほかにジョナ。
 もっとこう……草野球的なグラウンドを想像していたんだけど、現場についたらまず飛空船が山ほど飛んできて、本格的な球場の建造が始まってしまった。クオンのコネだったらしいんだが、主導はアリエル、アリアスのエルマーナ姉妹。野球界では有名な選手で、実家がとても太いから、こんな辺境にとんでもないものを作れるんだとか。
 なんでライバルにそんなに塩を送るの?と聞いたら負けた時に言い訳出来ないから、って言ってたけど、まぁそれだけじゃなかったよな、あれは。クオンは全く気づいてなかったけどさ。
 警備が中心と聞いていたんだけどとんでもない、人手が足りないとかで向いてない肉体労働を山ほどさせられた。単位の為にレポートには上げるけど絶対今回の経験は魔法の履修に繋がらないから、絶対そうだから。
 一通り済んだ所で、向こうが用意したピッチングマシーン相手に模擬戦をやることになった。耐久テストも兼ねていた様子だったけど、ジョナの鎧の前には野球ボール程度じゃ歯が立たないな。
 ともあれ、立派な球場も出来たんだし、ドラゴンズはしっかり練習に励んでほしい。一回戦敗退とか許さないからな。


#4【ヒトの証明】
 今回は本気でヤバい案件に首を突っ込む羽目になった。
 メンバーは前にも依頼を共にしたことのあるコハク、オウル、ライヴァに、初めて顔を合わせるアカツキ、シオリ、ケイの7人だ。依頼内容は近隣の村に出た首のないアンデッドの捜索……なんだか前にも村でアンデッドとか既視感のある内容だ。危険度は段違いだったけどな。
 まずヤバさが漂い始めたのは依頼人の指定した首なしアンデッド、これがデュラハンなんじゃないかという疑惑が生じてからだ。とにもかくにもと村に向かって見れば、入り口のところに戦闘の痕跡が残っていたし、隣村からの連絡が途絶えたという。
 隣村に行ってみれば、誰もいないわ、全ての家に百合の花が供えられているわ、壁に雪の紋章が刻まれているわで厄ネタのオンパレードみたいなことになっていたからもう最悪だ。
 ついでに言えばその雪の紋章はヴェントロとかいうノスフェラトゥの氏族のものなのがわかったから、この隣村はノスフェラトゥとデュラハンの争いに巻き込まれて滅んだんじゃないかという推測になった。
 ともあれ村に戻って一夜を過ごすことになったわけだが、その夜に黒い波のようなおびただしい数のノスフェラトゥの眷属が村に襲い掛かろうとするのをデュラハンが一人で食い止めていて、それを僕ら全員で手伝おうという話になってしまった。僕は反対したんだ。
 その黒い波自体は危なげなく超えられたものの、問題はそのあと例のノスフェラトゥの姉妹が襲い掛かってきたことだった。
一撃でデュラハンは深手を負い、そのままやられるかと思ったがどうやらケイと何らかの関係があるらしくて見逃がされた。
 ……そして、僕はその傷を治してしまった。浄化して輪廻に還るべき魂を、無理やりこの世に押しとどめるほうに加担したんだ。たとえそのアンデッドに借りがあって、そいつ自身が望んでいたとしても、そんなのはやるべきじゃなかった。
 にもかかわらず、だれ一人だって僕を責めないし、それどころか褒めたり労おうとしたりしてくる始末だった。
 ……いや、僕がいつの間にか、気を許しすぎてたんだ。奴らは冒険者で、僕は学生。価値観が噛み合うわけもないっていうのに。
 僕は、このラゴニアで独りなんだ。

Lv4キャップ

#1【仮想演習:ライジング】
 今回はまぁまぁ楽な依頼だった。メンバーはへカテリーナ、それに人間のノエル、ハルヴドラケンのヴェル。
 ローゼスという魔動機師の青年が依頼人で、“ガンドゥーム”なる魔動機械の運用シミュレーションに付き合ってほしいとのことだった。
 ヴェルが公益共通語の通じない奴だったばかりになし崩し的に参加する羽目になったが、シミュレーターを使うから怪我しなくて安全だし各種アイテムも消費せずに使えるしで至れり尽くせりって感じだった。余計なお世話ばかりで迷惑な奴だが、この依頼にめぐり合えた点は感謝してもいいかもな。
 一方のノエルはぶっきらぼうというか、クールって感じで落ち着いた安心感のあるやつだったな。ドライな部分も見受けられたが、アレくらいがまぁ『常識で言うところの冒険者』だろう。
 ともあれ、ガンドゥームというのはかなり面白い技術だったな。魔動機術は本来もっと栄えていて、現代に残っているのはほんの一部に過ぎないとは聞くが、アレを見せられては頷かざるを得ないかもだ。
 戦闘自体も、向こうの火力も大したものながら、僕のゴーレムによる新戦術はばっちり役に立ったし、他の奴らも頑張ってくれていた。良い経験になったと言えるだろうな。

#2【人型重機レッドフレーム】
 前回に引き続きローゼス氏絡みの依頼だ。今回はガンドゥームによる土砂崩れの復旧作業の護衛。
 メンバーはアルコル、へカテリーナ、初対面の人間レイン、それにフェルマータ。
 フェルの奴、公衆の面前で初手から『あーん』を要求してくるから結構気後れしたが、こういう事に慣れていくのも目的だ、応じてやった。周りからは仲睦まじい恋人同士のように見えただろう。
 さて、依頼そのものは極めて順調だった。途中で道に迷いかけた時、アルコルが木の棒で指針を決めだしたのが大分突っ込み所だったのと、ちょっと動物や植物に絡まれてへカテリーナが怪我を負ったくらいか。それもすぐに自分で治療していた。
 レインは会うのがこれが初めてだけど、落ち着いていて心配の要らないような相手だったな。
 現着して少ししたらサンダーバードが二体襲い掛かってきた。
 遠くテラスティア大陸では悪名高い噂の多い連中だが、僕ら5人の戦略的な動きの前には強敵というほどでもなかったな。
 僕の支援が的確に働いたうえ、へカテリーナの弾丸による行動力の低下、アルコルとレインの強烈な剣さばき。そしてフェルマータの身のこなし、全てが噛み合った結果だろう。
 なんだかんだフェルマータは綺麗だし思わず見とれるくらいの演舞は見せてくれたから、やっぱり付き合う事にしたのは悪くない判断だったかな。

#3【『Turn around. Look at what you see』第一話『予感』】
 今回は、サフィっていう同じギルドの冒険者からのお願いで、へカテリーナ、ヴァネッサ、ちか、アシュリー、アジェニアと僕の総勢7名で、近くの森の様子を見に行くことになった。サフィ、ちか、アジェニアとは初対面だが、サフィはやたらと体格の良いエルフで、ちかはなんとなくゆるい空気のある人間の女、アジェニアは天然っぽいメリアだ。
 森の中は慣れてるやつら曰くやけに静かで、たくさんの明かりが奥に見えていた。それと、そいつらに追われているドラゴンのファータってのが沼地の近くにいた。ファータは深い傷と毒を受けていて、身動きできない自分の代わりに、と、自分の子供のイーヤと、ヴィカル王国の王女のルーリィって女の身柄を任せてきた。このルーリィがサフィとうり二つの見た目だったから驚いたが、どうやらガチで姉妹っぽいというのが後で判明した。
 話を戻すと、なんでもヴィカルは先日王が崩御して、正統後継者である彼女は彼女を疎む勢力から狙われているらしい。相当ヤバい案件に首を突っ込む羽目になったが、乗りかかった船だ、依頼人の意向もあって差し向けられた傭兵を追い払うことになった。
 そのあと、ひとまずルーリィの身柄はギルドで預かる形で落ち着いたらしい。イーヤも一緒だ。
 トーラチカ家というとっかかりはあるようだし、再び王位に戻れるよう頑張ってほしい。

#3【カチの証明】
 前にも依頼を受けたテシュアー氏から、その関連依頼を受ける事になった。
 メンバーは、スノウ、アルコル、ヴァネッサ、ケイ、そして初対面のメリアのシェレア。
 内容は『コッペリア』と呼ばれる謎の存在、そして秘密裏に行われている人身売買等の違法取引現場の潜入捜査だ。
 酒場での調査の結果、そのオークション会場までたどり着くことができ、コッペリアをこの目で拝むこともできた。
 見た目は普通の人族そのものだが、中には魔神が詰まっており、やろうと思えば辺り一帯を魔域に変えることもできる爆弾のような代物だった……スノウはどうにも人としてアレを見ようとしているようだったけど、僕が持つには難しい価値観だった。
 潜入がバレて捕まりそうになるかと思ったら、急に爆発が起きて謎の男が逃げる隙を作ってくれた。そこに便乗してスノウがコッペリアを連れてくるとは思わなかったけど……一見どんくさいように見えてそういうところは肝が据わってるんだよな。
 ともあれ、無事に逃げおおせて依頼は終了となった。なんというか……とても疲れる依頼だった。ゆっくり休みたい。

Lv5キャップ

#1【とある薬草の採取依頼】
 今回は“快活卿”ルカという人物から依頼を受け、薬草採取に行くことになった。僕の課題に活かせる情報が得られないか、という下心あっての受諾でもあるが、この依頼人が名誉人族のバジリスクだったのには驚いた。性格はアレだが、まぁあの程度なら人族社会においても十分無害で交流可能な類だろう。
 同行メンバーは、前に会ったことのあるフォルテストラ、レイン、それに新顔の人間の女のカナタと……魔神のぴにゃ。
 人族社会に貢献し、しかも価値観の共有が可能な魔神なんて想像したこともなかったから本当に驚いたが、かのキルヒア様に認められた正当な神官であるのは間違いない様子だったからには、受け入れるしかないだろうな……心の準備は必要だったけど。
 森ではなんだかやたら虎や熊に絡まれたが、まぁ一度フォルテストラとレインが殴られたくらいだったな。ぴにゃがしっかり神聖魔法で治していたのは、彼(?)の立場の何よりの保障だろう。
 薬草の群生地での採取はそれなりに順調に進んだものの、流石に蛮族領との境という事もあり、リザードマンの群れに絡まれることになった。
 とはいえ、知性も低く数の活かし方も理解できていない連中、僕の魔法の餌にしてやったけど。
 雑魚どもはさっさと片づいたものの、流石に首魁はそれなりに強く、僕も結構危ない所まで喰らう羽目になった。
 レインが首を落としてくれたおかげで、すぐさまぴにゃに治療してもらえて楽になったけどな。
 そんなこんなで依頼は順調に終わった。とくに特筆することはないが……まぁ、うっかり依頼人にはもっと注意して生活してもらいたいものだ。

#2【『The Bastard Sword』再演】
 今回の依頼はフェルマーという男からの依頼だ。あのルーリィ先輩の故郷のヴィカル王国の、死んだ王の兄の息子という人物で、いわば先輩とは政敵にあたる関係なわけだが……国内の状況を良く思っておらず、わざわざラゴニアに依頼を出しに来たそうだ。
 正直怪しかったが、疑ってばかりじゃ話も進まない。一先ず奴のは話に乗り、ルーリィ先輩が正当な後継者ではない嫡子かもしれないという出生表明をだしたという医者を調べに行くことになった。
 メンバーはセキウ、アジェニア、それと初対面のエルシャ。ヴィカル王国内部まで入ることになったが、少なくとも表向きはそこまでピリピリしているわけじゃなかったが、兵士の目は鋭くて平時ではない気配は漂っていた。
 ともあれ、依頼自体は順調に行ってくだんの医者を探し当てたんだが、なんといきなり殺されかけていて、そいつの命を助ける為に魔神たちと死闘を行う羽目になった。
 結構ヤバい相手ではあったがなんとか勝ったものの、資料にはすでに火が放たれており、回収できた情報は一部になってしまった。とはいえその一部だけでも十分な収穫だったんだが。
 なんにせよ、ああいう面倒なことは早く終わってくれるに限るな。

#3【草原の試練 丘の上の大岩】
今回の依頼は、同じ“鉄腕の掟”所属のメェルゥというレプラカーンの頼みで、故郷についていって彼女の活躍を証言するという感じのものだった。
 他メンバーはフェルマータ、アトリッサ、ライン、ティオ、ルリアで、フェルとラインを除けば全員初めて会う相手だ。
 初対面の相手の活躍をどう語れって話だが、そこはまぁ貴族の弁舌能力でどうにかした、まぁ相手の村長がそういうの大して気にしない性質でもあったわけだけど。
 それで、話が面倒になったのは村長がメェルゥに頼みごとをしたからだ。なんでも、村で昔育ててた竜が混乱して、村人を襲ったのだとか、それも育ての家族をだ。それを調べてほしいというわけ。
 類を見ない事らしく、メェルゥひとりで行かせるのもアレだから、勿論報酬はありきでついていくことになった。
 道中はまぁ、ちょっとしたことが色々あったけども、いざ竜の目撃情報のある丘へ行ってみても、竜の気配なんてどこにもない。
 どころか、大岩が動き出し、そいつと戦う羽目になってしまった。
そいつを倒して一息ついていたら、副村長が騎獣のドラゴンインファントと現れ、僕たちを村へ乗せて帰ってくれることになった。
 結局竜の調査は進まなかったな……。

#4【ムシュフシュ遺跡北部山岳地帯の調査依頼】
 今回はまたジョーランド氏からの依頼だ。メンバーはアルコル、ヘルミナに、初対面のフィリップとフィリアノール。
 なんでも山の方で知能の低い魔物が凶暴化しているらしく、その原因を調査するのが目的だ。
それと、今回は本人たっての希望で竜巫女のメイ・アロスト様が同行する事となった、なんでもまた良くない未来を予知したらしい。
 道中でアルコルがしょっちゅう爆発性の木の実に手を出して味方が被害を被ったりもしたが、概ね途中までは順調だった。
途中までというのも、道中で竜巫女様が怪しんでいたキーリ・クレストという科学者が、サクラ(前依頼でクェレブレに行ったとき会った女だな)という少女を連れ立って森の中を進んでいるのに遭遇したからだ。
 するとその直後、大きな落盤が起こって地下に落ち、竜巫女様にサクラとキーリに僕たち、の組み合わせで分断されてしまった。
 それから別ルートで合流を目指すことになり、道中ではキーリから幾つかの話を聞く事が出来た。

 纏めると、
・前にクェレブレで起きた暴走騒ぎは竜脈石の力によるもので、今回の山の一件もこれが原因にある
・この竜脈石の力こそ竜災の正体の一端であり、元は竜巫女を守るための防衛装置だったが、対抗存在を失い狂ってしまった
・竜巫女とは基本的に同じ世代に一人しか存在しないが、数千年に一度前任が存命のまま竜巫女の力が継承されることがある

 これらを纏めると……おおよそ、サクラという女の正体は察せられるというものだが。
 さて、それはそれとして、竜巫女様たちと合流できる地点までやってきたのだが、そこには今回の一件の元凶となったと思しき巨大な竜脈石があった。
 キーリの言葉によれば破壊すれば異変は収まるという事で、早速作業にかかろうとした、ものの、まるで示し合わせたかのように石が活発化して、眷属を生み出し襲い掛かってきた。
 どうやら竜巫女様とサクラが何がしかの力を使ってくれたらしく、石の持つ力はある程度減退されたけどその上でも厄介で、何とか破壊を達成できたのは、僕らも成長したという事なんだろう。
 倒し終えた時、巫女でもないのに僕らにも次の竜災の景色が見えた……地を埋め尽くす魔物の波だ。
 規模はこれまでの竜災と比べ物にならないものの、明確に敵対存在のいるという意味では、ただの天災よりはやりようがあるかもしれない。
 いずれにせよ、未来が迫った時のために、力は磨いておくべきだろうな。

#6【アイの証明】
 あれは、ミノタウロスキャスターとの激闘を終えて帰路についた時の出来事だった。
 あの時は、アシュリー、ルリア、シャレア、アルコル、そして初対面のクレイゲルと一緒だった。そう、ケイもいたな。
ラゴニアへの道の途中で森に入ったら突然霧が濃くなってきて、同じ場所をぐるぐる回ってしまい完全に迷子になってしまった、後から分かったことだが、魔域の中に入ってしまっていたらしい。
 困り果てているところに現れたのが、ジェイクという狩人の青年だった。
 彼は快くも霧が収まる間屋根を借りていいと住居に案内してくれた……あまりに親切なので疑いを抱いてしまったが、消して悪人などではなかった事をここに書いておく。
 家についてすぐ、「決して屋根裏には入らない事」と言い残し、僕らを残して彼は狩りにむかってしまった。あまりにも不用心だとは思うが、ここが魔域だったせいもあったのかもしれない。
 彼を怪しんで家の中を調べてるうち、立ち寄りの禁止された屋根裏から物音がしてきて、皆で調べに向かう事になった。
 僕が魔法で内部を確認したが、そこに居たのは一匹の狐だったんだ……少なくとも、そういう姿をしていた。
 皆で部屋へ入り、シャレアのアイデアで即席のコミュニケーションシートを用意したことで、疑似的な対話が可能となったが、それによれば、彼女こそがジェイク氏の妻のリリア氏らしい。なんらかの呪いによって、人から獣に変化させられてしまったそうだ。
 今はまだ人としての知能が残っているが、それも次第になくなりどんどん獣に近づいてしまっているらしい。そうなる前に解放される事を望み、僕たちに懇願してきた。
 正直を言えば……僕は、彼女の願いを聞き届けてやろうと思った。獣の姿になったとて彼女は人だが、だからこそ人としての誇りのままに死を選びたい、愛する人を縛りたくない、その願いを聞くことで、ジェイク氏に恨まれてもいいと思った。
 だが、僕一人の身勝手で皆に罪を追わせるような真似はできない。パーティとしての方針で、二人を引き合わせ交流させることとなった。
 結果的にはそれが正しかったのかもしれない……いや、そう思いたいだけなんだろうが。二人は意志を通じ合わせ、ジェイク氏は生涯を妻の為にささげることを決めた。
 それからは、まるでこちらをあざ笑うように現れた魔域の核となっていた魔神を倒し、現実世界へ帰還。
 家のあった場所には廃墟があって、そこには二人の墓、そしてリリア氏からジェイク氏へ宛てられた手紙があった。
 手紙の内容によれば、ジェイク氏は死を迎えるまでリリア氏の傍におり、リリア氏はその後家を離れる選択もできたがここに残り死を選んだようだった。
 後はまぁ……墓の裏に、くだらない落書きがあったくらいだな。
 アレは……結局魔域によって生み出されたに過ぎない。泡沫の夢のようなものだった。でも、形に残らないものこそ、本当に人の心を縛り続けるのかもな。

日記より抜粋(RP)

Lv2キャップ

『はだかのつきあい』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1014835752372285441/1018384815873069056
 なんて日だ。そろそろ身体を清めておきたいと思って公衆浴場に入りに行ったら、混浴に案内されてリリと鉢合わせてしまった。
 強調しておくが勿論わざとじゃない、不幸な事故だった。リリの名誉のためにも強調しておく。
 まぁ、それに大したことはなかった。あったけど。
 僕がくだらない感情的理由で彼女へ不快な態度を取ってしまい、それに気づき、今までの態度を正しただけだ。
 結果こそが全てだ、如何なる物事も人物も、種族だとかなんだとかはそれに付属する要素に過ぎない。社会が彼ら彼女らを肯定するなら、僕にどうこうする理由など存在しないのだから。
 だから、同じ湯舟に浸かる事なんて、大したことでもなんでもなかったんだ。彼女はナイトメアだけど、それ以前に僕と冒険を共にしたリリという少女なんだから。
 ……本当にあった大したことというのは、いや、あれも大したことではないんだが。ちょっとした事故があった。
 まさか自分の目が悪いことに感謝することになる日が来るとは思わなかった。それだけだ、本当にそれだけだ。輪郭しか見ていない。

Lv3キャップ


『或る朝の一幕』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1014835752372285441/1018384815873069056
一人RPにつき日記部分はなし。

Lv4キャップ


『貴族と舞台人の打算的恋愛』https://discord.com/channels/1008584249428955219/1008589424440909874/1027152500756848670
 最近日課になってきたギルドの書類調査をやっていたら、前に会ったティエンスの女にやたら見つめられた。
 名前はフェルマータ・オリオール。前回会った時と違って顔にも声にも感情のない人形みたいな様子だったからなんだか不気味だった。
 最初は無視するつもりだったけど、あんまりにも見られて落ち着かないから反応してしまった。
 すると冒険者じゃないから同じだとか謎の仲間意識を抱いてくるし、舞台人とか言い始めて頼んでもないのに演技を始めた。
 前会った時と似たような感じになっていて、『人格ごと演技している』というのが理解できた。
 なんでも舞台人として定められたように生まれてきて、定められたように演技をこなせる才能の持ち主で、トップスタァにまで駆け上がったらしい。にもかかわらず劇団からは放逐されてここまで流れてきたんだとか。
 全く、肝心の才能だけない身の上としては羨ましい限りだよ。『持たざる者の事がわからない』なんてさ……。
 ともあれ、安っぽい人生相談の真似事みたいなことをしたら、その後急に『付き合ってほしい』とか告白された。
 なんでも恋愛というものを理解したいんだとか……まずそうやっていきなり彼氏彼女の関係を求めてる時点でアレな気はするけど。
 最初は勿論断ろうと思ったけど、考えてみれば悪い話じゃない。
 中々大層な肩書の持ち主だし、こっちが頼めば『理想の彼女』としてだって演じて見せてくれるだろう。
 どうせ三年後には縁も切れるしな、だったら貴族として恋愛経験の糧になってもらうのも悪くない。
 そう思ってOKしてやることにした。お互いに打算だから罪悪感もないしな。

『近くも遠い二人として』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1014835752372285441/1027605581273501726
 彼氏彼女の関係になったわけだし恋人っぽいことをという事で、流れで混浴をすることになった。どうしてこんなことになった。
 ただ、確かにフェルは美人なんだけど、どうにも異性への好意という感情を向ける気になれないでいる。
 その理由というのがここで偶然にも分かった。あいつは幼すぎるんだ、見た目に対して心が。
 僕を求めてるのも異性として、というより、自分の求めるあらゆる意味での『愛』をくれるかもしれない、という無意識的な希望を感じているからなんだろう。
 失敗を知らず完璧に自分の役割を成し遂げてきた少女、成し遂げる事しかしてこなかった少女……ある意味ではかつての僕の理想像というべき存在だったんだろう。今となっては、目につくという以外は何とも思わないけどな。
 正直今のあいつを彼女として見るのは無理だけど、少なくとももうちょっとマシになるくらいにしてやらないと、痛々しくて見てられないな。
 
『お昼頃のデート?』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1008589424440909874/1027865263149948948
 昼食を食べようと思ったら、たまたまフェルと会ったから二人で食事をとることにした。
 けど、お互いに明確な食べ物の好みがないせいでちょっと微妙な空気になったりした。
 結局適当なメニューを選んだけど、相手の好みを把握していないと彼氏らしい振る舞いができてるとは言えないよな。
 あいつの頼んだザリガニは苦手だったけど、どうにか体裁は保てるように努力しよう。

『学徒とメイドと好物と』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1008589424440909874/1028603366215000154
 集中して仕事をしていたらすっかり暗くなってしまっていた。
 夕食を頼もうかと思ったらへカテリーナが気をまわして紅茶を用意してくれたので、そのまま食の好みの相談をすることにした。
 おかげで、ずっと昔にオムレツを家族で食べた思い出を思い出す事ができた。思えば、後にも先にも同じ皿から料理を取ったのはあれが唯一だったな。
 彼女は誰かに仕える存在としてふるまいたがるが、僕にとっては対等ともいうべき友人だ。感謝している。

『ピノキオも真似事から、やがて』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1008589424440909874/1028978364842770452
 フェルマータに急に呼ばれて、何かと思ったら弟のフォルテと引き合わされた。というか弟もラゴニアに着てたのかよ。
 事情を聴けばむしろ弟が大使としてやってきたのにフェルマータがついてきた形らしい、なるほどな。
 せっかくだからフェルマータの誕生日を聞き出したら9/1でもう過ぎてた。フォルテが用意してくれた誕生日プレゼントのネックレスをつけさせて貰ったし、僕からはひよこのぬいぐるみを贈った。あいつ、気に入ってくれてたらいいんだけど。
 フォルテのやつは何か僕に期待してるみたいだったけど、僕はあいつを利用するだけだし、あいつだってそうだ。
 せめて、もう少しまともな情緒を身につけさせてやりたいな、くらいの気持ちはあるけどさ。

Lv5キャップ

『恋バナ?』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1014835752372285441/1031194007260385350
 アシュリーと二人でちょっとした依頼をこなしたんだけど、その帰りにヴァンニクの湯に入ることになった。
 せっかくだし貸し切り状態の混浴にと誘ってみたら、なんだか妙に尊敬されたからついつい彼女持ちだって自慢してしまった。
 そうしたら、あいつもなんだか気になる子がいるらしくて、しかもその子とデートまでしてることがわかった。僕だってまだだったんだけど……。
 デートどころか泊まりで一夜を共にしたとまで聞いた時は流石に心底驚いたけど、どうやら僕の価値観とはだいぶ意味合いが違ったようだ、まぁアシュリーがそこまでできるとは思えないし……。
 ともあれ、上手く行ってくれることを祈る。僕は僕でデート位やっとかないとな、混浴まで済ませたのに。

『契約恋愛の初デート』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1008590776642588784/1032225751329681469
 というわけでクェレブレまでフェルマータとデートに行ってきた。善は急げだよ。
 完璧なプランを練ってきたつもりだったけど……秋祭りとかちあったせいで予定は大幅に狂う事になった。
 普段と違う格好のフェルマータにはドキッとさせられたけど、最初に行ったスイーツショップは正直失敗だったな、人多いし、そもそもフェルマータはドーナツとか好まない。彼女の食の嗜好を聞いた結果、焼きりんごを食べる事にした。甘くておいしかったよ。
 次はファッション街でウィンドウショッピング……のつもりだったけどこちらも混んでいて骨董屋にしか行けなかった。
 フェルマータが鳥と蛙の置物を買って、鳥の方を僕にくれた……あいつからプレゼントを貰ったの、これが初めてだよ。
 最後は劇場に人形劇を見に行ったよ。これだけは上手く行って、本物の人形劇を観たことがなかったフェルマータには、凄く良い刺激になったみたいだ。僕もあいつの力になれたのは、素直に嬉しかったよ。
 後はそれぞれの部屋に帰って寝るだけ……だったんだけど、あいつに挑発されたせいで勢いで同じベッドで寝てしまった。
 勿論寝ただけで手は出してない……出せるわけないだろ。
 このまま、契約恋愛をつづけていて、いいのかな。なんて、思ってしまう。あいつはきっと、僕の事をそこまで重くとらえてはいないのに。

『食事の幸福について』https://discordapp.com/channels/1008584249428955219/1008590776642588784/1036581496036798474
 夕方、たまたま訓練所の前を通ったら、アルコルが雨の中ずぶぬれで剣を振っているところに出会った。
 流石にそのまま放っておくのもアレだから声をかけたら、雨が降り始めたのにも気づかないくらい集中していたらしい。大したものだけど、やり過ぎだよな。
 その後は打算もあって夕食に誘ったけど、大分価値のある時間になった。僕は今まで大して食というものを楽しんでこなかったし、それを自分で問題視するようになったわけだけど……そもそも、当たり前に三食食べられること自体が稀で、今日口に糊するだけで精一杯の人も、山ほどこの世界にはいるわけで。そういう人々から見れば、温かい食事にありつけるというだけで、それはもう、至上の幸福なのだ。フェルとのデートの教訓にしたいなんて下心から取り組んだ自分がちょっと恥ずかしいな。
 アルコルには、『考えすぎて馬鹿』という寸評を貰ったけど、まぁ、それも僕には的確な評価なのかもしれない。とはいえ、アルコルほど刹那的に生きるのも、それはそれで問題だとは思うけどさ。
 

Lv6キャップ

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 1,200 0
1 9/2 【Daily Worker】 750 10 知力
ひる ヒメトリアアルルペルルへカテリーナ
2 9/4 【ぜんしん!よんほんあし?】 750 11 生命
煙草の吸い殻 レイジコハク有栖トリア
3 9/6 【トラブル】 750 6 筋力
ここかな イルモへカテリーナククルサム
4 9/8 【野球チームのメンバー集め】 750 15 筋力
チュパカブラ ヘルミナリリデラニージョナントカ
5 9/11 【ヘンリー・ジョーンズの冒険#01-鉄腕王の迷宮- 夜再演】 750 7 緋愁誠 アシュリー
6 9/12 【雑誌作成のお手伝い】 50 750 6 遠雷 フォルテストラオウルライヴァコハクライン
ピンゾロ1回
9/16 Lv3キャップ 3,000 3,300 95
7 9/17 【暗夜行路】 50 1,650 17 器用
いつぎ ククルスノウアルコル
ピンゾロ1回
8 9/19 【商人団の護衛】 1,500 9 筋力
サトウイツキ ジョナントカドラセナ
公式卓
9 9/20 【野球場を作るから手伝って!】 1,500 10 精神
チュパカブラ ジョナントカ
10 9/21 【救命草と魔香草を納品してくれ】 100 1,800 20 生命
瓶底眼鏡 へカテリーナフェルマータエクエスヴァネッサノーラ
自卓 ピンゾロ2回
11 9/27 【ヒトの証明】 1,500 15 遠雷 アカツキコハクオウルシオリライヴァ
成長ダイス:筋力
10/1 Lv4キャップ 4,500 7,050 79
12 10/3 【仮想演習:ライジング】 2,250 15 筋力
月珖 へカテリーナノエルヴェル
買取:魔晶石10点(1000G)
13 10/6 【人型重機レッドフレーム】 2,450 22 筋力
月珖 へカテリーナレインアルコルフェルマータ
14 10/7 【『Turn around. Look at what you see』第一話『予感』】 2,250 22 知力
Mystic へカテリーナヴァネッサちかアシュリーアジェニア
15 10/10 【カチの証明】 2,250 25 知力
遠雷 シャレアヴァネッサスノウアルコル
買取:叡智の腕輪(500G)
16 10/15 【森の調査】 100 2,700 30 瓶底眼鏡 フェルマータレインククルラインフィル
自卓 ピンゾロ2回
10/16 Lv5キャップ 6,000 10,600 186
17 10/17 【とある薬草の採取依頼】 3,250 32 精神
ぷーどる カナタフォルテストラレインぴにゃ
18 10/18 【『The Bastard Sword』再演】 3,000 13 精神
Mystic セキウエルシャアジェニア
買取:熱狂の酒
19 10/20 【草原の試練 丘の上の大岩】 3,250 22 精神
ごんたま フェルマータフェリオデウスアトリッサラインティオルリア
買取:魔晶石15点
20 10/21 【ムシュフシュ遺跡北部山岳地帯の調査依頼】 3,750 31 生命
サトウ アルコルフィリアノールヘルミナフィリップ
叡智の腕輪(買取) 消費
21 10/23 【アイの証明】 3,500 28 遠雷 アルコルアシュリーシャレアグレイゲルルリア
ピンゾロ1回
11/1 Lv6キャップ 8,000 13,250 274
取得総計 24,800 76,500 1,000 16

収支履歴

雑貨・食料類

保存食一週間分::-50*3
保存食一週間分(新鮮組)::-50
冒険者セット::-100
食器セット::-12
着替えセット::-10
迅速の火縄壺::-100
よく切れるナイフ::-20
まっ平らの手鏡::-50
手鏡::-50
礼服、制服::-100*2
ふかふかの防寒着::-80
羽根ペン::-2
軽い羽根ペン::-50
インク::-3
白紙の本::-30*2
ぬいぐるみ::-30*3

武器、防具

イフリートの髭::-500
メイジスタッフ::-110
クロースアーマー::-15

装飾品

深々とした叡智のとんがり帽子::-13000
相互フォローの耳飾り::-12000
ロッセリーニの調声器::-1000
叡智の指輪::-500*2
叡智の腕輪::-1000
魔法の発動体::-100
勇者の証(心)::-10000
逃さずの眼鏡::-7200

冒険道具類

測量のワンド::-4200
ロッセリーニの魔導筆::-2000

マナチャージクリスタル(5点)::-2500

冒険道具類(消耗品)

魔晶石10点(買取)::-1000
魔晶石15点(買取)::-2250

魔香草*5::-100*5


スパークリングサラダ::-10
マナクイックチャージゼリー::-10
アウェイクポーション::-100

月光の魔符Ⅰ*1::-500
月光の魔符Ⅱ*1::-1500
月光の魔符Ⅲ*1::-0
日光の魔符Ⅰ*1::-500
日光の魔符Ⅱ*1::-1500
日光の魔符Ⅲ*1::-0

ゴーレム用アイテム

魔化された樫の枝::-50
魔化された粘土::-300
柘榴石の活力(小)::-200
黒曜石の盾(小)::-150
血肉の赤鉄(小)::-100
琥珀の目(小)::-500

チャットパレット

使用ダイスbot: ゆとチャadv. BCDice